• "計画素案"(/)
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  1. 長崎市議会 2020-10-13
    2020-10-13 長崎市:令和2年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時57分= ◯筒井正興委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分の審査を行います。  それでは、第8款土木費第5項都市計画費第1目都市計画総務費、第2目都市開発費及び第5目都市下水路費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 ◯松浦土木部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち、第1目都市計画総務費、第2目都市開発費の土木部所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は274ページから279ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書のうち、主な支出の内容を記載した箇所については410ページから421ページでございます。  まず、第1目都市計画総務費でございます。事項別明細書の274ページ及び275ページをご覧ください。第5項都市計画費第1目都市計画総務費の予算現額21億3,695万542円、支出済額18億2,009万2,185円のうち土木部所管分につきましては企画財政部より提出しております委員会提出資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の38ページでございます。行番号15に記載しております予算現額3,876万4,141円、支出済額3,461万216円、不用額415万3,925円でございます。  次に、第2目都市開発費ですが、事項別明細書の276ページ及び277ページをご覧ください。第5項都市計画費第2目都市開発費の予算現額52億7,553万5,853円、支出済額33億3,516万7,959円のうち土木部所管分につきましては企画財政部より提出しております委員会提出資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の38ページ、行番号16に記載しております予算現額3,550万円、支出済額402万1,600円、翌年度繰越額3,147万8,400円でございます。  詳細につきましては、土木総務課長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 3 ◯竹内土木総務課長 それでは、土木部の主な支出の内容につきましてご説明いたします。  まず、第1目都市計画総務費でございますが、青色の表紙、主要な施策の成果説明書の411ページをお開きください。上から2行目に記載の2.都市交通対策費のうち(1)バリアフリー基本構想策定費につきましては、長崎市バリアフリーマスタープラン等の策定委託を行ったものでございます。次の(2)幹線道路整備推進費につきましては、交通量調査や国などに対する幹線道路整備推進に係る要望活動などを行ったものでございます。  次に、412ページをお開きください。中ほどの(7)二輪車等駐車場維持管理費につきましては市内の二輪車等駐車場の維持管理を行ったものでございます。  次に、第2目都市開発費でございます。418ページをお開きください。上から2行目の9.【補助】都市再整備計画事業費につきましては長崎駅周辺再整備事業に伴い、新たに駐輪場を整備するための設計を行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ資料の631ページをお開きください。土木費の欄、上から8つ目に記載しております【補助】都市再生整備計画事業費、二輪車等駐車場について、関係者との調整に不測の日数を要したことにより事業が年度内に完了しなかったため、翌年度に繰り越したものでございます。なお、この長崎駅二輪車等駐車場につきましては令和2年8月に供用開始いたしております。  土木部からの説明は、以上でございます。 4 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第1目都市計画総務費及び第2目都市開発費のまちづくり部所管分についてご説明いたします。  初めに、第1目都市計画総務費についてご説明をいたします。白い表紙の事項別明細書の275ページをご覧ください。まちづくり部所管分につきましては275ページ右側の備考欄の下段に記載の2.交際費の全部と3.都市計画推進費の全部、4.都市交通対策費のうち、1枚めくっていただき277ページ右側の備考欄、最上段に記載の3.路線バス運行対策費、4.離島航路維持対策費、5.公共交通空白地域対策費及び6.コミュニティバス運行費、その2つ下の5.新幹線事業推進費及び6.景観対策費の全部、7.事務費の一部、8.【単独】都市交通対策事業費及び9.【単独】新幹線整備推進事業費の全部でございまして、その額は企画財政部提出の一覧表資料39ページの14行目に記載がございますが、予算現額11億5,105万4,177円、支出済額8億4,756万7,603円、翌年度繰越額2億3,183万2,501円、不用額7,165万4,073円となっております。  次に、第1目都市計画総務費における主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果につきましてご説明いたします。青色の表紙の主要な施策の成果説明書の369ページをお願いいたします。個別施策A2-1「地域の景観や自然など個性を活かしたまちづくりを推進します」でございますが、令和元年度の取組概要といたしましては、良好な景観形成を推進するため景観法に基づく届出等のあった144件に対し、基準に基づき指導等を行うとともに、大規模な建築物等については、ながさきデザイン会議やながさきデザインアドバイザー協議の助言などを踏まえ、計24件のデザイン等の誘導を行いました。
     1枚めくっていただき、370ページをご覧いただきたいと思います。中ほどに記載しておりますが、今後の取組方針でございます。景観法に基づく届出を徹底するため業界団体等に対する周知を図り、より良い景観の形成に努めてまいります。  371ページには、関連する主な事業としまして、ながさきデザイン会議費及び屋外広告物対策費を記載しております。  372ページをご覧ください。個別施策A2-2「まちの回遊性を高め、歩いて楽しいまちなかをつくります」でございますが、令和元年度の取組概要としましては新大工町・浜町地区における市街地再開発事業の推進に向けた組合等に対する技術的支援や、中島川・寺町・丸山エリアの和の魅力を高めるため、歳時の顕在化に係る地域の活動への支援や町並み形成への助成を行いました。また、まちなかのにぎわい創出に寄与する市民や企業等の取組への補助や、まちぶらプロジェクト認定を通じ、にぎわいづくりの連携を図るなど、まちなか再生に係る取組を実施いたしました。今後とも、地域や企業と連携しながら積極的にまちぶらプロジェクトの推進に努めてまいります。  関連する主な事業は373ページに、まちなか再生推進費を記載しております。  少し飛びますが、377ページをお願いいたします。個別施策E7-2「公共交通の利便性や安全性の向上を図ります」でございますが、令和元年度の取組概要としましては将来の公共交通の維持確保のための計画として、公共交通総合計画の策定に向け交通事業者等との協議を踏まえ現状把握と課題整理等を行い、基本方針の決定及び計画素案を作成しました。また、合併各地区や交通不便地区におけるコミュニティバス等の運行や離島部の航路の維持を図りながらダイヤ見直しなどを行い、効率的な運行に努めました。今後は行政と事業者及び関係者が連携し、本年6月に策定した公共交通総合計画の実現に向け取り組むとともに、公共交通の利用実態を踏まえて利用者や事業者等との協議、調整を図りながら路線、航路の維持に努めていくこととしております。  関連する主な事業としましては378ページに離島航路維持対策費及びコミュニティバス運行費を記載しております。  続きまして、第2目都市開発費のうち、まちづくり部所管分についてご説明いたします。白い表紙の事項別明細書は277ページをお願いいたします。まちづくり部所管分は右側の備考欄の下段の方に記載しておりますが、3.土地区画整理事業費の全部、4.事務費の一部、1枚めくっていただきまして279ページの上段6.【補助】市街地再開発事業費、8.【補助】土地区画整理事業費、9.【補助】都市基盤施設整備事業費、11.【単独】土地区画整理事業費及び12.【単独】都市基盤施設整備事業費の全部でございまして、その額は企画財政部に提出の一覧表39ページの15行目に記載しておりますが、予算現額51億2,398万2,168円、支出済額32億5,989万6,850円、翌年度繰越額18億3,096万3,188円、不用額3,312万2,130円となっております。  また、黄色の表紙の審査意見書、46ページと47ページも併せてご参照いただきたいと思います。  次に、第2目都市開発費における主な取組の成果と関連事業の政策評価結果につきましてご説明いたします。青色の表紙の主要な施策の成果説明書の374ページをお願いいたします。まず、個別施策A3-3「交流のための都市機能を高め、受入態勢の整備とおもてなしの充実を図ります」でございますが、令和元年度の取組概要といたしましては長崎駅周辺の再整備のため、長崎駅周辺の道路改良工事や西口駅前広場工事、電線共同溝工事、支障物件の移転補償などを実施し、在来線の新駅開業に合わせ暫定的に西口駅前広場を供用開始いたしました。今後とも事業区域内の関連事業等と十分な調整を行いながら、計画的に事業進捗を図ってまいります。  関連する主な事業としましては、374ページの下段に【補助】土地区画整理事業、長崎駅周辺地区(予算補助)などを記載しております。  375ページをお開きください。次に、個別施策E5-3「住環境の改善及び再生を図ります」でございますが、令和元年度の取組概要でございますが、東長崎平間・東地区におきまして土地区画整理事業により都市計画道路や公園の整備を行うとともに、2件の建物移転補償を実施いたしました。今後も地域の住環境の整備のため、土地区画整理事業の早期完了に取り組んでまいります。  関連する主な事業としましては376ページ下段に【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区を記載しております。  なお、支出の主な内容など詳細につきまして、都市計画課長からご説明いたします。よろしくお願いいたします。 5 ◯赤倉都市計画課長 青色の表紙、主要な施策の成果説明書の410ページをお開きください。まず、第1目都市計画総務費のうち、まちづくり部所管分の主な支出の内容についてご説明いたします。上段の1.都市計画推進費でございますが、(2)国土基本図作成費は国土基本図の作成に必要となる航空写真の撮影に要した経費でございます。その下の(3)まちなか再生推進費は新大工から浜町を経て大浦へ至る「まちなか」におきまして、地域特性を活かしたまちなか再生を推進するため、案内板やベンチの設置、マップの印刷製本、情報発信の実験的な取組並びに和の町並みを形成するための助成や、まちなかのにぎわいを創出する市民等の取組への支援などに要した経費でございます。  411ページをご覧ください。上段の2.都市交通対策費でございますが、(3)路線バス運行対策費は香焼地区及び式見地区の地域住民の利便性の向上を図るために運行しております地域バスの運行費補助金でございます。その下の(4)離島航路維持対策費は離島地区にお住まいの住民の方の生活に欠かせない移動手段となっている長崎・伊王島・高島航路及び池島・神浦航路を維持するための運航費補助金でございます。その下の(5)公共交通空白地域対策費は次の412ページの上段までまたがりますが、バス空白地域での地域住民の利便性の向上などのために運行しております乗合いタクシーの運行費補助金でございます。その下の(6)コミュニティバス運行費は合併した地域において移動手段を確保し、利便性の向上を図るために運行しておりますコミュニティバスの運行費補助金などでございます。次に、中段よりやや下のほうになりますが、3.新幹線事業推進費は九州新幹線西九州ルートの早期整備や県内鉄道の利用促進、市民意識の向上などを目的とした各種広報活動などを行うため、県及び県内の市や町、議会、商工会議所などの団体で構成しております長崎新幹線・鉄道利用促進協議会への負担金などでございます。その下の4.景観対策費でございますが、次の413ページにまたがりますが、(2)景観推進費は景観重要建造物や誘導・案内サインを適切に維持管理するため、修繕等に係る助成などに要した経費でございます。その下の(3)屋外広告物対策費は違反広告物の除却などに要した経費でございます。中段の5.【単独】都市交通対策事業費でございますが、(1)交通系ICカード導入事業費補助金は長崎スマートカードやシステムの老朽化により、全国相互利用交通系ICカードであるnimocaの導入を行う交通事業者に対して支援を行ったものでございます。その下の(2)バス待合所設置事業費補助金はバス事業者が行ったバス待合所の建て替えのうち、一部グレードアップした分に対して支援を行ったものでございます。その下の6.【単独】新幹線整備推進事業費は新幹線建設事業費に対する本市の負担区間である長崎駅部から浜平2丁目付近までの約1.4キロメートルにおける事業費について、長崎県負担額の20%を支出したものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。恐れ入りますが、同じ資料の631ページをご覧ください。最上段の【単独】都市交通対策事業費、交通系ICカード導入事業費補助金におきまして、バス事業者が行う導入事業が年度内に完了しなかったため、翌年度に繰り越したものでございます。また、上から2段目、【単独】新幹線整備推進事業費九州新幹線西九州ルート建設事業費負担金におきまして、鉄道・運輸機構が施行する事業が年度内に完了しなかったため、翌年度に繰り越したものでございます。  恐れ入ります、441ページにお戻りください。次に、不用額についてご説明いたします。上段の第1目都市計画総務費における主な不用額につきましては、最上段の(1)都市計画推進費から(4)【単独】新幹線整備推進事業費にかけて記載しておりますが、主なものといたしまして(2)都市交通対策費の1つ目、離島航路維持対策費において国の補助額が見込みを上回ったことなどにより航路維持対策費補助金が予定を下回ったこと、また、(4)【単独】新幹線整備推進事業費九州新幹線西九州ルート建設事業費負担金において、鉄道・運輸機構が施行する事業の財源として新幹線施設を借り受けるJRの貸付金相当額が充当されたことにより、市の負担金が予定を下回り、不用額が生じたものでございます。  恐れ入ります、413ページにお戻りください。次に、下段のほうの2目都市開発費のうち、まちづくり部所管分の主な内容についてご説明いたします。  414ページをお開きください。中ほどよりやや下の、3.土地区画整理事業費の(1)長崎駅周辺エリアデザイン検討費は長崎駅西口のひさしであるキャノピーの設計及び駅周辺の3次元画像であるVRデータの作成に係る経費や県市が共同して実施したデザイン調整のための会議の運営、デザイン基本計画の実現に向けた業務委託などに要した経費に対する県への負担金などでございます。  次に、415ページをご覧ください。中ほどよりやや上の、5.【補助】市街地再開発事業費の(1)新大工町地区は主に新大工町地区市街地再開発事業に対する補助金でございます。下段の7.【補助】土地区画整理事業は長崎駅周辺土地区画整理事業の補助事業分となります。  次の416ページから417ページの上段にかけて記載のとおり、長崎駅中央通り線や西通り線の道路改良工事、支障物件の移転補償などを行ったものでございます。  次に、418ページ上段の10.【単独】土地区画整理事業でございますが、(1)東長崎平間・東地区は東長崎縦貫線道路改良工事や公園整備などに要した経費でございます。なお、これらの事業を実施したことにより、東長崎平間・東地区の令和元年度末における進捗率は約99.8%となっております。  次の419ページ最上段の(2)長崎駅周辺地区は同地区の土地区画整理事業の単独分で、次の420ページにかけて記載とおり電線共同溝整備工事や、道路改良工事並びに西口駅前広場整備の一環としてキャノピーやシェルターといった上屋の設置などを行ったものでございます。なお、先ほどご説明いたしました補助分も併せまして、これらの事業を実施したことによる令和元年度末における進捗率は約33%となっております。  恐れ入りますが、417ページにお戻りください。  次に、中ほどの8.【補助】都市基盤施設整備事業費と、少し飛びまして420ページ下段のほうの11.【単独】都市基盤施設整備事業費はいずれも東長崎地区の都市基盤施設整備事業で、中里中央公園の整備工事や、市道田中町110号線道路改良工事などを行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。恐れ入ります、同じ資料の631ページをお開きください。上から3段目の土地区画整理事業費、長崎駅周辺エリアデザイン検討費におきまして、駅前広場の検討業務が駅前広場隣接地の開発事業者とのデザイン調整に日数を要したことなどにより業務が年度内に完了しなかったため、翌年度に繰り越したものでございます。その2つ下の【補助】市街地再開発事業費、新大工町地区におきましては、補助事業者が実施する工事で当初想定していない地下構造物が見つかり、その撤去に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しなかったこと及び国の1次補正予算に伴う事業が年度内に完了しなかったことにより翌年度に繰り越したものでございます。その1つ下とその4つ下の土地区画整理事業費の長崎駅周辺地区におきましては、関係機関との協議及び連続立体交差事業などとの施工ヤード調整に日時を要したことなどにより事業が年度内に完了しなかったことから、翌年度に繰り越したものでございます。また、上から7段目の【補助】都市基盤施設整備事業費の東長崎地区につきましては、都市計画道路東長崎縦貫線における地権者との補償交渉に不測の日数を要したことなど、また9段目の【単独】土地区画整理事業費の東長崎平間・東地区につきましては、地権者との補償交渉に不測の日数を要したこと、さらに11段目の【単独】都市基盤施設整備事業費の東長崎地区につきましては、中里中央公園の整備計画に係る地元との調整に不測の日数を要したことなどにより事業が年度内に完了しなかったため、それぞれ翌年度に繰り越したものでございます。  恐れ入ります、441ページにお戻りください。次に、不用額についてご説明いたします。下段のほうの、第2目都市開発費における主な不用額といたしましては、まず、(1)土地区画整理事業費の長崎駅周辺エリアデザイン検討費において、入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で設計業務委託契約を締結できたこと、また、(2)【単独】土地区画整理事業費において、東長崎平間・東地区につきまして、造成工事の遅れから分筆登記等委託が実施できなくなったこと、さらに(3)【単独】都市基盤施設整備事業費において、管理施設の修繕が発生しなかったことなどにより、それぞれ不用額が生じたものでございます。最後に、予備費の充用についてご説明いたします。同じページの右側の欄に記載のとおり、東長崎平間・東地区の土地区画整理事業区域内の道路において発生した物損事故に対する見舞金として、1万6,000円を予備費から充用しております。  まちづくり部からの説明は、以上でございます。 6 ◯山北建築部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第2目都市開発費の建築部所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書276ページ、277ページをお願いいたします。下段の第2目都市開発費のうち、建築部所管分は右端の備考欄の1.都市開発推進費の全部で、その額は企画財政部提出資料40ページの行番号8に記載のとおり予算現額1,041万8,000円、支出済額651万1,327円、不用額390万6,673円でございます。  次に、第2目都市開発費における主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果についてご説明いたします。青い表紙の主要な施策の成果説明書の379ページをお開きください。個別施策E5-3「住環境の改善及び再生を図ります」でございます。令和元年度の取組概要ですが、老朽危険空き家を除却し、跡地を公園などに整備する老朽危険空き家対策事業を実施いたしました。その評価ですが、老朽危険空き家対策事業を1件実施し、跡地をポケットパークとして整備するとともに、補助金制度により17件の除却を行ったことで、市民の安全安心の確保につながっておりますが、一方、問題点としては老朽危険空き家対策事業の要件を満たす申込みが減少しているため、目標値を下回っている状況でございます。今後の取組方針としましては、対策事業の対象区域を令和2年度から市全域に拡大しており、市民への事業の周知を図るとともに、補助金制度の活用による除却を促し、空き家対策のさらなる推進に取り組んでまいりたいと考えております。  支出の主な内容など詳細につきましては、建築指導課長からご説明させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 7 ◯大町建築指導課長 建築部の主な内容についてご説明いたします。青い表紙の主要な施策の成果説明書の413ページをお願いいたします。下段の第2目都市開発費の1.都市開発推進費の(2)老朽危険空き家対策費でございますが、一番下のイ.工事費の表に記載のとおり、所有者からその建物及び土地を本市に寄附された老朽危険空き家1件を解体し、跡地をポケットパークとして整備したものでございます。  恐れ入りますが、441ページをお願いいたします。主な不用額についてご説明いたします。第2目都市開発費の一番下、建築部の(1)都市開発推進費でございますが、老朽危険空き家対策費において事業実施の要件を満たす空き家が当初の予定を下回ったことにより不用額が生じたものでございます。  建築部からの説明は、以上でございます。 8 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第6目公園費を除く総合事務所所管分について、ご説明いたします。主に総合事務所所管分の主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果につきましてご説明いたします。  青い表紙の主要な施策の成果説明書の375ページをお開きください。個別施策E5-3「住環境の改善及び再生を図ります」でございます。令和元年度の取組概要といたしましては、斜面市街地再生事業の8地区において生活道路整備などの着手済事業の早期完成に取り組んでいます。関連する主な事業は376ページ上段の【補助】斜面市街地再生事業費でございます。  次に、企画財政部提出の資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の46ページをお開きください。第5項都市計画費のうち、第6目公園費を含む総合事務所所管分は行番号26に記載の予算現額16億964万1,769円、支出済額12億6,173万4,589円、翌年度繰越額2億5,400万5,775円、不用額9,390万1,405円、執行率は93.1%となっております。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきます。 9 ◯出口地域整備2課長 総合事務所所管分の主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  413ページをお開きください。下段の第2目都市開発費でございます。総合事務所所管分は次の414ページの2.歴史的地区環境整備費、4.【補助】斜面市街地再生事業費、415ページの6.【補助】歴史的地区環境整備事業費でございます。主なものとしまして、414ページの4.【補助】斜面市街地再生事業費は(1)稲佐・朝日地区から(3)立山地区までの計3地区におきまして、斜面地における住環境の改善と防災性の向上を図るため、生活道路の整備及び用地買収、建物移転補償などを行ったものでございます。  次に、415ページの中段、6.【補助】歴史的地区環境整備事業費の(1)唐人屋敷顕在化は我が国と中国との交流の歴史において大きな意味を持ち、また斜面市街地特有の課題も抱えております唐人屋敷跡について、その歴史の顕在化などに取り組んでいるものでございます。  続きまして、424ページをお開きください。下段の、第5目都市下水路費でございます。これは1.都市下水路費の(1)都市下水路維持管理費において都市下水路の清掃や除草の維持管理を、2.【単独】都市下水路整備事業費の(1)岩原都市下水路ほかにおいて調査委託などを行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。  青色の表紙の主要な施策の成果説明書631ページをお開きください。表の上から4行目の【補助】斜面市街地再生事業費、立山地区が総合事務所所管分の事業でございます。支障物件移設箇所の選定に不測の日数を要したことなどにより年度内に事業が完了しないため、翌年度に繰り越したものでございます。  次に、不用額についてご説明いたします。主要な施策の成果説明書441ページをお開きください。第2目都市開発費のうち総合事務所所管分につきましては次のページ、442ページ上段の(1)【補助】斜面市街地再生事業費において、国庫補助金の内示減により不用額が生じたものでございます。  説明は以上でございます。 10 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 11 ◯五輪清隆委員 青色の成果説明書の411ページの関係でお伺いします。離島航路の維持対策ということで、(ア)が長崎・伊王島・高島航路、(イ)が池島・神浦航路ということで2つの航路に対して補助を出しているんですけれども、この補助の金額の考え方というか、当然長崎市だけじゃなくて国からも多分補助としていっているんでしょうから、そうなったときに例えば(ア)で年間の経費が幾らなのか、そして(イ)で幾らなのか、そして前年度と比較したときに、当然人口も減っているわけですから利用者も減っているんじゃないかなということで私は思っているんですけれども、そこら辺の推移を含めて教えていただきたいと思います。 12 ◯赤倉都市計画課長 まず、こちらは2つの航路に対する補助金をそれぞれ支出しているものですが、まず長崎・伊王島・高島航路につきましては、国庫補助航路ということで国・県・市がそれぞれ補助金を支出してございます。運航経費につきましては、全体でおよそ3億5,000万円を要しておりますが、収益が1億2,000万円ございますので、国・県・市の補助金としては2億2,000万円を令和元年度の実績として補助をしてございます。  続きまして、池島・神浦航路につきましては、長崎市の単独で支えている航路でございまして、補助金は全て長崎市のほうから支出してございます。令和元年度の運航経費は約1,500万円、収益が160万円ということで、およそ1,300万円の補助金を令和元年度実績で支出してございます。  それぞれの利用者の経年変化でございますが、利用者数につきまして、まず長崎・伊王島・高島航路につきましては、平成30年度で17万6,000人ございまして、令和元年度につきましてもおよそ17万6,000人ということで、この2か年に関しては減少してございませんが、5年前には20万人を超える利用者がございましたので、やはり人口減少に伴う利用者の減少というのは続いているという状況です。  一方、池島・神浦航路につきましては、平成30年度に年間利用者が5,000人でございましたが、令和元年度で4,300人ということで、こちらは減少傾向にございます。5年前と比較しましても、経年的に利用者については減少しているという状況でございます。  以上でございます。 13 ◯五輪清隆委員 政策評価結果ということで377ページに書いている中で、長崎・伊王島・高島間と池島・神浦の航路の維持を図ったとしているわけですけれども、図ったというこの言葉だけを見たときに、今後はなくすんじゃないのかなという思いもあるわけですけれども、当然伊王島大橋ができたことによって航路の利用者は一時期よりも減ったんでしょうけれども、今回はホテルとかそういうものが充実されたことによって、県外の方が利用しているか分かりませんけれども、そうなったときに当然、利用者が減ればダイヤを含めて見直しはするんでしょうけれども、今後、そういうのを含めてよく言われたのが、橋ができたことによって航路がなくなるんじゃないのか、そして運航会社にとっては、それがなくなったことによって、もう伊王島に寄らずに高島へ行ったらどうかとか、そういう意見もあったということで聞いていたわけですけれども、今後の方向性としてどのようなことを思っているのか、これについてお伺いいたします。 14 ◯赤倉都市計画課長 ご指摘のとおり、長崎・伊王島・高島航路については、平成23年に伊王島大橋が架かったことから、特に長崎から伊王島に渡る方々の船の利用というのは、かなり減ってきているという状況にございます。  そういった中で、国・県・市で組織をしております航路の維持に向けた協議会がございまして、航路の改善計画というものを策定して進めてきている中で、一部ダイヤの減便というものもさせていただきながら、一方で非常に老朽化している船を使っているということから、燃料費もかかる、それから修繕にもお金がかかっていた状況がございましたが、2隻ある船のうち1隻をリニューアルすることによって、燃費を上げたり修繕に係る経費を抑えていく取組をやってきた経過がございます。  伊王島に橋が架かったことによって、長崎・伊王島間がなくなってしまうのではないかという懸念もございまして、その辺については協議もさせていただいたところもございますが、一方で高島については、唯一の交通機関ということもございまして、今、国のほうと話をしている中では、長崎と高島を直接結ぶということよりも、長崎と伊王島と高島をそれぞれつなぐという形のほうが収益が上がってくるのではないかという見解も一部いただいておりますので、基本的にはそういった現状の運航形態というものを維持するような形で、今後も国のほうと、あるいは県のほうとの協議を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 15 ◯五輪清隆委員 再度お伺いします。伊王島大橋ができて約10年たつわけですけれども、当初、島民の方というのは、念願であった大橋ができたことによって離島じゃなくなるということで、結構の方が喜んでいたと思うんですけれども、そのときの思いと現状を比較したときに、結構島民の方は高齢者が多いということで、深堀地区の病院に行けばいいんでしょうけれども、どうしても香焼・深堀を回るより船のほうが早いとか、そういうことで行っていると思うんですけれども、10年前と現在の島民の利用者の方の環境はどのような状況になっているのか。協議会とかをやっている中で、島民の方も入っているのかどうか分かりませんけれども、どのような意見が出ているのか、これについて最後にお伺いします。 16 ◯赤倉都市計画課長 橋が架かりまして、確かに航路の利用者は減少しているということはございますけれども、つい先日も伊王島・高島の住民の代表の方に入っていただいた離島航路の協議会を開かせていただいて、その中で伊王島の代表の方からあった意見といたしましては、橋が架かって車の利用ができるようになったということもございますが、高齢化が進んできて今度は車が使えない、免許返納という状況になった場合には、やはり船を使って直接大波止のほうに行って買物とか病院へと、そういう選択肢も当然必要になってくるであろうということもございますので、伊王島の住民の方々のご意見としましても、航路については引き続きやはり存続してほしいというご意見が出ております。  以上でございます。 17 ◯永尾春文委員 青の表紙の369ページ、景観のことについて、まずお尋ねしたいと思います。  成果において、公共空間のデザインの向上ということで、質の高い公共空間が増加しているという報告がありますが、もう少し具体的にその内容を教えてください。 18 ◯嶋本景観推進室長 質の高い景観ということで、ご質問がありましたけれども、例えば景観協議で設計事前協議とかございます。そういった中で、その土地、地域とかに合う景観、景観形成重点地区であれば規制等もございます。そういったところの指導をしながらやるということと、周辺の色に調和できるかどうかといったところ、それと一般地区の建物の高さ40メートル以上、景観形成重点地区では20メートル以上といった建物の規模については、デザイン会議を開きまして、外壁の素材であったり、色であったりというところを専門の委員から審議していただいて、民間の人に指導、アドバイスを行っていくというところでございます。  以上です。 19 ◯永尾春文委員 私が聞きたかったのは、公共空間ということで、上のほうにもありますけれども、公共工事の通知のあったものとかにも指導・助言を行うとありますので、そういった公共において、うちの事業においてそういったことが高められたと理解したものですから、具体的にどういった事例があったのか教えていただければと思います。 20 ◯片江まちづくり部長 公共空間の整備に関しまして、面的なところと点的なところがありまして、なかなか今、面的な整備につきましては、まだ整備途上ということで、今駅の西のところで動いておりますけれども、まだ未完ということで、変わったなという見栄えがするとかは、なかなか目に触れることができない状況でございますけれども、一点、点的な話としましては、景観刷新モデル事業といったものも国のほうから応援いただきまして、例えばグラバー園の裏の通りのところで、裏門から出て下っていく道筋のところで、昔は雑木に覆われて港の風景が見えなかったところが、今回新たにリニューアルされまして、ベンチを置いたりとか、雑木も整除しまして港の見通しが良くなったりとか、そういったところでありますとか、あるいは例えば歩道の景観整備であるとか、まちなかにおきましては路地裏の整備でありますとか、いろいろと日常的に目に触れるところで変わりつつあるところはありますので、そういったところがこれまでの成果としてお示しできるのではないかと考えております。  以上でございます。 21 ◯永尾春文委員 部長がおっしゃったグラバー園の裏といいますか、南山手のほうも港が見えるようになったということで、自治会とか地域の皆さんも大変喜ばれて、景観が良くなったという声は私も聞いております。  ぜひ今、観光まちづくりということで推進している中で、この景観は重要かと思いますので進めていただきたいと思いますが、ちょっと角度を変えまして、今、新市庁舎が建設されているわけですけれども、この建物において景観対策費として関わりがあるのか、あればどういったことをされているのか教えてください。 22 ◯嶋本景観推進室長 新市庁舎建設につきましては、大型事業推進室というところが中心になって所管でやっております。デザインとか設計はおおむね出来上がってきています。今後、周辺の道路と建物関係の道路のアクセスとか、車の出入りとかというところと、あとは周りの景観、周りの建物等にどういうふうに整合を図っていくかというところは、景観の協議といった話合いになってくるかと考えております。  以上です。 23 ◯永尾春文委員 新市庁舎はシンボルとなる大きなまちなかの建物ですので、景観にも十分配慮した建設、建築をお願いしたいと思っております。  そこでお尋ねしたいのは、こういった公共施設の建設等において、景観という観点から現在、この長崎市で課題があるのか、市の考え方をお聞かせください。 24 ◯嶋本景観推進室長 景観に関する課題というところでございますけれども、今、景観形成重点地区というところで各エリア、平和公園であったりとか、中島川・寺町地区といったところを重点地区として設定しております。いろいろ建物の新築であったりとか、道路の改築、修繕であったりとかがある際に協議という形になってまいります。そういったところで、もともとある町並み、歴史、文化等を考慮しながら、もともとあったような雰囲気の町並みの形成を進めていくというところでございます。  以上です。 25 ◯永尾春文委員 これは私の個人的な考えですが、景観形成重点地区に相当すると思うんですが、長崎みなとメディカルセンターの駐車場も建てて大分なりますけれども、何度かやり取りをしてまいりました。確かに緑化を何とか進めていこうという思いは何となく私も感じるわけでありますけれども、やはりあの場所に鉄骨むき出しの駐車場がそのままあるというのは、私はいかがなものかと思います。  このような対策費の予算を使って景観を大事にしていくという長崎市として、当然市の所有する建物でありますから、私が独りでおかしいと思っているのかもしれないんですけれども、皆さんから声も聞くわけですから、このことについては正面に向き合ってしっかりと課題を検討して、景観対策においてしっかり考えていただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。 26 ◯片江まちづくり部長 今、永尾委員ご指摘のとおり、長崎みなとメディカルセンターは代表的な例だと思いますけれども、公共空間、道路であるとか、河川であるとか、人が眺める風景の中で公共施設の占める割合というのは、非常に多くございます。そこがいい空間となるのか、それとも、どこにでもあるような風景になるのかによって、沿道の建物の造りぶりも変わってくると思いますし、かなり大きなインパクトのあるものだと思っております。  今、ご指摘いただきました長崎みなとメディカルセンターの件につきましては、以前、本会議でご質問を受けましたときに、大体5年ぐらいのスパンを見込みながら緑化を図っていくんですということで、しばらく時間をいただきたいというお話を差し上げたと思いますけれども、3年から4年ぐらい経過する状況で、少しは伸びてきたかなと思いますけれども、まだまだ難しい。ただ、まずはそこに向けてきちっと、当初私どもがパースをお示ししたような緑化が図られるように、まずは努力すべきことかなと。ただ、そこにとどまらず、もっとほかにできることがないかということについては、今後も継続して検討を進めていくべきではないかと思っております。  ただ、先ほど言いましたように、その他の公共空間におけるものにつきましては、一定、例えば街路であったりとか、公園周りであったりとか、大きく観光客、市民の方の目につくところについては、それなりに手がけてきたということもあります。これからは南山手とかについても俎上に載せていくという準備を整えているところでございまして、公共空間が牽引すべきエリアの景観につきましては、率先してこれからも取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思っております。  以上でございます。 27 ◯永尾春文委員 ぜひ遠景・近景、観光のほうでもそういった景観を、いろんな所管を越えて取り組んでいるという流れの中で、ぜひしっかりと捉えていただきたいと思います。  もう1つ質問させてください。青の表紙の379ページ、老朽危険空き家対策費のことでお尋ねします。先ほどの説明でも、令和2年度から拡大するということで周知が課題といいますか、進めていくというお話がありましたが、その状況についてお聞かせください。 28 ◯大町建築指導課長 これまで地域を限って対策事業を実施してきたわけですけれども、周辺部においてもやはり老朽危険空き家の問題が実際生じておりまして、相談件数も多いという状況から、エリアを全市域に拡大して今年度から実施している状況でございます。今の時点では野母崎のほうで1件、対策事業の相談があっているという状況でございます。  以上でございます。 29 ◯永尾春文委員 分かりました。地域の相談があっているということは、本当にいいことだと思います。一方で、これも私が個人的に感じることなんですけれども、事業名で老朽危険空き家対策費、恐らく市民の方もこの名前を見て、知っていくことになると思うんですけれども、一方で老朽危険空き家除却費、これは皆さんの仕事の名前なんですよ。市民の方が使うとなったときは、もう少し分かりやすく、市民の方がイメージのつくような名前を使うとか、周知の在り方の考え方なんですけれども、例えばこれがポケットパークにはつながらないわけです。聞いて初めて、ああそうかと。けれども、聞いて初めて、ああそうかとなるのは、こういった市職員の方にお会いしたりして、まさしく相談したところで初めて知るところで、もう少しこの周知というものを考えたときに、そういう事業があるんだったら、私たちもちょっと考えてみようかとなるような、例えばネーミングっていうんですか、そういったものも必要じゃないかなと。例えば老朽危険空き家、例えばポケットパーク化とか、何かそのイメージが湧くような名前を考えるべきではないかと私は個人的に思いますが、見解をお聞かせください。 30 ◯大町建築指導課長 確かに委員ご指摘のとおり、事業名だけを聞けば、どういった事業かというところが分かりにくい部分はございますので、周知の方法としまして、事業名を推すのではなくて、こういった事項で除却する場合は補助しますとか、あるいは皆さんが活用するようなポケットパークで整備するなら市のほうでお手伝いしますよというような、そういった中身が分かる内容を前面に出して周知を図りたいと思っております。  以上でございます。 31 ◯永尾春文委員 ぜひ分かりやすい周知を、さらに進めていただきたいと思いますが、この事業の事業期間を見ますと、平成18年度から令和2年度ということで、一応今年度までが1つの期間というふうに示されておりますが、これまでの2億1,600万円の累計の具体的な成果を教えていただけますか。 32 ◯大町建築指導課長 事業の実績としましては、379ページに記載のとおり、対策事業で整備した地区に関しては52か所になってございます。整備の内容としましては、ポケットパークであったり、あるいは広場の一部をごみステーションとして活用したり、あるいは駐輪場として活用したりとか、そういったところで事業を実施しております。  以上でございます。 33 ◯永尾春文委員 ということは、令和元年度までの累計の目標59件に対して今、52件ということになっているということですね。  これは確認ですが、この事業期間というのは、これがパッケージになっていて一旦終わるものなのか、今後も継続になっていくものなのか、考え方をお聞かせください。 34 ◯大町建築指導課長 この事業期間については、国の補助のパッケージの期間が今、令和2年度ということでございますが、これ以降も国のほうに申請して事業期間を延ばしていきたいと考えております。  以上でございます。 35 ◯永尾春文委員 大事な事業かと思いますので、ぜひ市民の方が少しでも、ああやってみようかなと思っていただけるような周知と事業展開をお願いしたいと思います。  以上です。 36 ◯五輪清隆委員 永尾委員の関連でお伺いしますけれども、確かに老朽危険ということと老朽空き家とは、また違うんでしょうけれども、その算定というか、行政の人が見て、この建屋については危険ですよ、これについてはそこまでになっていませんよということで判定するわけですけれども、周辺に住んでいる人というのは、そこら辺りについては難しいんですね。例えば、台風とかいろんなのが来たときに、老朽危険じゃなくて老朽空き家でもやはり屋根が飛んできたりとか、例えばシロアリの関係とかがあるわけですから。私は平成18年度から令和2年度までやって52件というのは、土地を無償でとかいろんな関係もあるんでしょうけれども、私は危険じゃなくても、ある程度周辺が迷惑を被るような建屋については、やはり解体するというか、補助金が最大50万円つくわけですから、そこら辺りの幅を広げることによって、もっともっと空き家対策が進むんじゃないかなと私は思っているんですけれども、そこら辺りはどうでしょうか。
    37 ◯大町建築指導課長 今、五輪委員からのご指摘でございますが、老朽度については不良住宅で算定する国の基準がございまして、それを基に屋根であったり、外壁であったり、基礎であったりとかを数値化して、点数化して老朽危険空き家になっているか、なっていないかというところを判断しております。その基準につきましては、市民の皆さんに分かるように今、ホームページでも公表しているという状況でございます。  ご指摘の老朽危険空き家になる前の除却について、広げたらどうかという趣旨のご質問かと思いますけれども、ご指摘のとおり、どんどん老朽化が進んでまいりますので、その点については内部でも、今後、空き家が増加する状況を踏まえまして協議したいと思っております。  以上でございます。 38 ◯山北建築部長 昨日も老朽危険空き家の除却補助金の中でもお話があったんですが、やはり空き家になって人が住まなかった場合は、すぐにはそんなに荒れ果てていかないんですが、それが年数がたてば、どんどん広がっていくというのがあります。大体老朽危険空き家とうちが判断しているのは、例えば屋根が一部壊れていたりとか、壁が剥げていたりとか、要はもう構造的に厳しい部分を言っているので、その前の段階については所有者に指導を行って、例えば少し瓦がずれていたりするのも特定空き家に入りますので、そういうものについては所有者に対して指導を行いながら、修繕しながら維持をしてもらうというのを考えています。  ただ、やはり老朽危険空き家が約140棟ぐらい市内にあるというのを昨日お話しさせていただいたんですが、それについてはもう手をつけられないような形ですので、それは解体に向けてやっていくと。ただ、うちも全てが全て公共で取って、土地まで取って整備をしていけば、1件当たり五、六百万円かかってまいります。そういう中で、補助金自体であれば50万円で済んだりとかしますので、もともとやはり家というのはそれぞれの財産ですので、まずは指導をしながら崩していただく、それでもやはり経済的な問題とかでできなければ、補助金を選択していただく、それでもやはり厳しいということであれば、周辺の自治会の同意も必要ですが、管理をしていかなければならないので、そういう中で公園とかポケットパークを造る条件で土地をもらって解体するというようなことを、要は選んでいかなければいけないかなと思っていますし、今後財政が厳しくなる中で、どれが有効的なのかということを判断しながら空き家行政についてはちょっと力を強めてやっていきたいとは考えております。制度の内容についても一回整理をしたいと思っておりますので、また改めて来年度予算の中でご議論をいただきたいと思っております。  以上です。 39 ◯五輪清隆委員 いろいろ前向きに検討していただきたいと思っていますけれども、特に屋根とかそういうのは外観で分かるんですけれども、やはりその中に、例えば住宅地と山の上の一軒家とは環境が違うわけですけれども、結構シロアリとかを見てから業者に見てもらっても、明らかにシロアリなんですね。というのは、そこの周辺の方というのはシロアリ対策を二、三年に1回しなければいけないという環境にあるものですから、例えば国が定めている危険度の関係については国の基準ですからできませんけれども、例えば行政として、今後ずっと空き家が増える中において、通常、土地とかそういうのは関係なくて、解体の補助ですから、例えば車が通るところについては150万円とかそれぐらいでできるような建物もありますから、その3分の1、約50万円ですから、それだけでもしてもらえば、確実に今よりももっと解体する方が増えると思いますから、ぜひとも来年度の関係を含めて検討していただきたいということで要望いたします。 40 ◯梅元建治委員 関連して、この空き家というのは斜面地、今回大きく来年度に向けて見直していこうかという話を今いただきましたけれども、もう1つはリフォーム補助金ですね。これは空き家になる前に対策を打つという、今の施策もありますので、私はやはり斜面地に限らず中心地の今の空き家の状況というのは、空き家などで除却費がかかったり、それを取得してまた自治会に運営させる、自治会がもう運営の体力がないということになれば、その前に使えるスペースにしていくというのが考え方としては大事じゃないかなと思います。今はよそから移ってくる人たちに向けての補助金体系になっているので、それについてまた検討を進めていただければと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。 41 ◯山北建築部長 建築指導課は除却の部分を担っているんですが、あと、おっしゃったように住宅課に住宅リフォーム制度というのがございます。だから、空き家の活用というのも率先的にしなければいけないと思っていまして、一昨年、竹田副委員長のほうからもご指摘があった空き家バンクの利用者についても、市内まで広げて、要は移住者だけじゃなくて、長崎市にいらっしゃる方が市外に出ていかないような定住の考え方をもって空き家バンクを活用したりとか、その中にリフォーム、あと子育て支援の中で補助金がございます。親と同居する場合、子育て家族が家を買って改修する場合も補助金があったりするんです。そういう制度を一体的に分かりやすいように説明して、活用の部分と除却の部分という形で両方で進めていきたいと考えております。  以上です。 42 ◯筒井正興委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時5分=           =再開 午前11時6分= 43 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。 44 ◯梅元建治委員 決算委員会の大事なところというのは、来年度に向けてどうしていくかという視点がとても大事かなと思って今の発言なんですけれども、追及するつもりじゃなくて、来年度の予算時期を今迎えているので、施策に反映していただければという思いで話をしています。  今、活用の話をしていますけれども、やはり住宅問題というのは、かなり今は除却に費用を使って、またリフォームにお金を使っていただいているので、ここを少し統合して施策を進めていただけるように要望して、終わります。 45 ◯浅田五郎委員 今日は3人の部長と中央総合事務所理事が来ておりますが、もう決算で、金を使ってしまったんだからいいとしても、私は地元の業者の育成というか、デザインにしても設計にしても、できるだけ地場の業者の育成と、そこに働く人たちの人材育成ということもぜひ考えてもらって、大体皆さん方が出している長崎駅前辺りのデザインなんか見ても、中央辺りの専門家がやったと言うんだけれども、あの程度のことだったら長崎市のデザイナーだって、できるんじゃないかと思うんです。何でもかんでも支店が長崎市にあればいいというものじゃないから、事業税を収めてくれるようなところの会社を育成していく、そして若者が長崎市から離れない、そういうことが行政の仕事でもあると思うので、ぜひその辺はお願いしておきたい。よろしくお願いしておきます。  何か意見があったら聞かせてもらいたい。 46 ◯片江まちづくり部長 今ご指摘の件は、私どもでも本当に大事なことだと思っております。私どもも、できれば長崎市内で起こる、そういういろんなことについては、市内の業者、技術力を持った方に育っていただいて、そこにお願いをしたいと思うのは山々あります。  ただ、申し訳ありませんが、残念ながら現実問題としては、長崎市内は非常に市場が狭くて、そこでなかなか腕を磨くというか、生活できるだけの市場がないことから、どうしてもそういう有為の方は県外に出てしまって、そこで起業されるということがままあります。  しかしながら、いつまでもそういうことではいかんので、私どもとしましては、少しでもそういう素地を整えることに注力して、将来的にはそういったデザイン、要はデザイナーであるとか、そういう設計のもっと高度なプランができる方々を地場の企業が備えることができるような市場拡大に向けて、各所管それぞれできることをやっていきたいと考えております。  以上でございます。 47 ◯浅田五郎委員 それぞれ理事者の皆さん、要は、いつになったら育成ができるのか、育っていくかということに問題があるわけですよ。長崎はそういう状況がない。だけど長崎市だけはそこを考えていただいているというところが見えてきていないわけよね。だから、やはり同じようなレベルじゃなくて、民間企業が金をかけて中央辺りに頼む、これは仕方がない。だけど行政の場合は、やはり養成者の立場に立って、ひとつ考えてもらいたいということだけを強くお願いしておきたい。若者が、長崎のまちは本当に長崎の人たちを育ててくれているんだというような姿勢が見えてくるような政治をやってもらいたいということだけを最後にお願いします。答弁は要りません。 48 ◯平野 剛委員 景観対策費に当たるのかどうか分かりませんが、ちょっと細かいんですが、1点だけ指摘と状況をお尋ねしたいと思います。  平和公園地区の長崎大学医学部の校門のところに、「BSL-4反対」と大きな看板が掲げられて、前々からこれ、どうにかならないんですかと。地元からも、こんなところにこんなのを貼ってよかとねというようなご指摘をずっと受けながら、皆様方にもどうにかならないのかという話をしているんですが、よく聞くと、景観形成重点地区にこんなものがあっていいんですかって話をしたら、道の向かいだから、重点地区の外側になるから景観形成重点地区じゃないんだというような話もある中、一点確認で、行政的なルール、条例等に触れているものなのか。行政指導だとか、撤去の指導の義務がきちんとあるものなのか、それに対して前年度、どのような取組をされてきたのかというのを教えてください。 49 ◯嶋本景観推進室長 該当地は、屋外広告物の禁止区域です。区域外ではありません。設置当初は、看板に掲載者の氏名とか連絡先等がございまして、禁止区域でも自家用で5平米以下であれば掲載ができるという内容もございまして、当時は指導というところまでは至らなかったということでしたが、その後、看板が徐々に増えまして、禁止区域で面積が5平米を超えたら違反広告物となります。  そういったことで、我々も平成29年と平成30年、2回にわたりまして撤去のお願いをいたしました。ただ、この掲載内容が地域の意見として表現したものでありますけれども、形的には違反広告物でありましたので、もう一度言いますけれども平成29年と平成30年の2回に撤去のお願いをいたしました。その折の回答といたしましては、今すぐは撤去できませんが、時期をもうしばらく見させてほしいということでございましたので、我々もその経過をこれまで見ていたという状況でございます。  以上です。 50 ◯平野 剛委員 であれば市のほうに行政指導する義務というのはあるんですよね。  設置されている方々の気持ちも分かるんですけれども、その内容に賛成、反対とかいうわけではなくて、違反の分は違反なんですから、そこはきちんと悪しき前例というか、周辺の方々も景観形成重点地区という中でいろんな違反広告物だとかそういったものの取組をいろんな自治会でやっているわけですし、それは違反だろうって、どうにかならんとねというので、1回掲げてしまえば何もできんとかと、しないんだと。これはやはり長崎市の怠慢というところもあるんじゃないかなと私は思っていたりもして、ある意味、気遣っている部分があるのかと。違反の分は違反なんだということで、そこら辺はきちんと行政指導の下、撤去を求めていただきたいと思うんですが、これは経緯を踏まえてこれからの取組について、ご見解をお聞かせいただければと思います。 51 ◯片江まちづくり部長 確かに今ご指摘いただいたとおり、条例に違反していると、適していないということは事実でございます。ただ、一方では地域の意見表明の場、要は何回も説明会がある中で、だんだん参加人数も減っていく中で、しかし決して地元としてはそれをもって受け入れているということが認められては困るということもあって、ああいった行動にもなられている。その辺のところは、我々としても斟酌しながら、しかし法に抵触する分については是正を求めるというのは当然でございますので、今後につきましても掲載をされた相手方とは、きちんと窓口がありますので、情報交換しながら今後の成り行きの中で、できれば自らの手でそれをきちんと始末していただきたいというようなことをもって、今後とも協議を継続していきたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯柿田 正委員 441ページの不用額について、1点だけ質問させていただければと思います。  まちづくり部の都市交通対策費の中の池島のコミュニティバスの件なんですけれども、ダイヤの見直しにより運行費用が減したということで不用額が427万7,000円出ているんですけれども、このダイヤの見直しはどういうふうな見直しでしょうか。 53 ◯赤倉都市計画課長 池島線につきましては、地域住民の方々といろんな話をさせていただく中で、この路線は、正月を除いて年中運行しておりましたけれども、日曜・祝日については運行しないという形でご理解いただきまして、日曜・祝日の運休という形でダイヤを見直しております。  以上でございます。 54 ◯柿田 正委員 ということは、今後は今言われたとおりの形で運行なさるということで、この不用額については今後は出てこないということでよろしいでしょうか。 55 ◯赤倉都市計画課長 予算編成時はこのことを想定しておりませんでしたが、今年度以降の予算についてはこれを想定したものにしておりますので、不用額は生じません。  以上でございます。 56 ◯柿田 正委員 今後、日曜・祝日の運行はないということで住民の方は納得されたということなんですけれども、今後、また住民の方の利便性のことを考えると、たしか人手の話だったと思うんですけれども、見つかったりとかした場合に復活するのかどうなのか、そこら辺はどうでしょうか。 57 ◯赤倉都市計画課長 コミュニティバスに関しては、この地区に限らず、住民の方々とお話をしながらダイヤだったり、運行する日を決めていっておりますので、ここで日曜・祝日を今運休しておりますけれども、今後も地元の方々とお話をしながら、利用実態に合った運行ダイヤというものについては継続的に取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 58 ◯西田実伸委員 池島のバスは少ないという原因だったけど、運転手がいないという話じゃなかったかな。そういう話の中で、ローテーションも組めないから少なくなったっていう。もし、そうだったら、はっきり説明してください。 59 ◯赤倉都市計画課長 池島線に関しては、確かに本土にも運転手がいないという事情もございます。ご指摘のとおりでございまして、そういったところから運行経費がかなりかかっていたというところから、日曜・祝日の運行を止めることによって経費の削減が図られたということでございます。  運転手を交代する必要があるんですけれども、交代要員を本土から送れないという事情もございまして、日曜・祝日の運行については取りやめたという経過でございます。  以上でございます。 60 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、これで質疑を終結いたします。  理事者交代のため暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時19分=           =再開 午前11時29分= 61 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費及び第7目県施行事業費負担金の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 62 ◯松浦土木部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち、第6目公園費、第7目県施行事業費負担金のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  最初に、第6目公園費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。白い表紙の事項別明細書は280ページから283ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書の主な支出の内容を記載した箇所については425ページから431ページまで、次に、不用額の説明を記載した箇所については442ページから443ページでございます。  それでは、事項別明細書280ページ及び281ページをお開きください。第6目公園費につきましては予算現額23億5,888万2,032円、支出済額20億1,380万9,193円のうち、土木部所管分につきましては企画財政部より提出しております委員会提出資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の38ページ、行番号18に記載しております予算現額8億6,115万1,100円、支出済額8億2,122万2,210円、翌年度繰越額3,695万4,000円、不用額は297万4,890円でございます。  次に、第7目県施行事業費負担金のうち、土木部所管分についてご説明いたします。白い表紙の事項別明細書は282ページ及び283ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書のうち主な支出の内容を記載した箇所については431ページ、432ページ、不用額の説明を記載した箇所については444ページでございます。  それでは、事項別明細書282ページ及び283ページの中ほどをご覧ください。第7目県施行事業費負担金、予算現額34億9,533万9,368円、支出済額24億6,056万6,206円のうち、土木部所管分につきましては企画財政部より提出しております委員会提出資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の38ページ、行番号19に記載しております予算現額2億3,163万2,568円、支出済額9,198万7,106円、翌年度繰越額7,310万8,672円、不用額は6,653万6,790円でございます。  詳細につきましては、土木総務課長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 63 ◯竹内土木総務課長 それでは、土木部の主な支出の内容につきましてご説明いたします。  まず、第6目公園費についてでございますが、青色の表紙、主要な施策の成果説明書、427ページをお開きください。下から3行目に記載の4.【補助】公園等施設整備事業費の(1)金比羅公園につきましては金比羅公園において取付道路の整備などを行ったものでございます。  次に、428ページをお開きください。中ほどより少し下の6.【単独】公園施設整備事業費、(1)稲佐山公園(スロープカー整備)でございます。これは、スロープカー周辺環境整備委託のほか、429ページの表に記載しております斜面輸送施設設置工事などを行ったものでございます。なお、このスロープカーにつきましては、令和2年1月に開業いたしております。  次に、第7目県施行事業費負担金についてご説明いたします。431ページをお開きください。下のほうに記載しております第7目県施行事業費負担金、1.都市計画費負担金につきましては432ページの表に記載しております(1)社会資本整備総合交付金事業費、(2)街路事業費、(3)旧地方特定道路整備事業費において県が行う滑石町線(大神宮工区)や浦上川線の道路事業に対し、負担金の支出を行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ資料の631ページをお開きください。土木費の欄の下から5つ目に記載の【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園において関係機関との調整に不測の日数を要したため、事業が年度内に完了しなかったこと、それから632ページ一番上から2番目、3番目に記載しております都市計画費負担金、社会資本整備総合交付金事業費及び街路事業費において、県施行事業が年度内に完了しなかったことにより、翌年度に繰り越したものでございます。  次に、不用額のうち主なものについてご説明いたします。同じ資料の444ページをお開きください。一番上の第8款土木費第5項都市計画費第7目県施行事業費負担金におきましては(1)都市計画費負担金において、県施行事業が減したことにより負担金が予定を下回り、不用額が生じたものでございます。  次に、予備費の充用についてご説明いたします。442ページをお開きください。一番下に記載の第6目公園費におきまして、表右側の主な予備費充用の説明欄に記載のとおり、公園所有権移転登記手続に係る顧問弁護士への委託料の支出に予備費を充用したものでございます。  土木部からの説明は、以上でございます。 64 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、まちづくり部所管分は第7目県施行事業費負担金でございます。  白い表紙の事項別明細書の283ページをお願いいたします。まちづくり部所管分につきましては283ページ右側の備考欄の1.都市計画費負担金の1.社会資本整備総合交付金事業費の一部、3.旧地方特定道路整備事業費の一部、4.JR長崎本線連続立体交差事業費の全部でございまして、その額は企画財政部提出の一覧表39ページの17行目に記載がございますが、予算現額32億6,370万6,800円、支出済額23億6,857万9,100円、翌年度繰越額8億5,978万9,200円、不用額3,533万8,500円となっております。また、黄色の表紙の審査意見書、46ページと47ページも併せてご覧いただきたいと思います。  なお、第7目県施行事業費負担金の主な支出の内容など詳細につきましては都市計画課長からご説明差し上げます。よろしくお願いいたします。 65 ◯赤倉都市計画課長 青色の表紙、主要な施策の成果説明書の431ページをお開きください。下段の第7目県施行事業費負担金のうち、まちづくり部所管分の主な支出の内容についてご説明いたします。1.都市計画費負担金につきましては次の432ページに、事業種別ごとに表にまとめ、左側より路線名、事業費、負担割合、市の負担金及び事業の概要をそれぞれ記載しております。このうち、最上段の(1)社会資本整備総合交付金事業費と、3つ目の(3)旧地方特定道路整備事業費の路線名に長崎駅周辺連続立体交差事業と記載しているもの、さらに(4)JR長崎本線連続立体交差事業費がまちづくり部所管分で、長崎県が施行する長崎駅周辺連続立体交差事業に対し、長崎市が応分の負担をしたものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。恐れ入りますが、同じ資料の632ページをお開きください。上から4段目ですが、都市計画費負担金、JR長崎本線連続立体交差事業費でございます。これは長崎県が施行する事業において、工事自体は完了しているものの、出来高確認等が年度内に完了しなかったことなどから、市の負担金を翌年度に繰り越したものでございます。  恐れ入ります、444ページにお戻りください。次に、不用額についてご説明いたします。最上段の第7目県施行事業費負担金の主な不用額の説明欄のうち、まちづくり部の(1)都市計画費負担金でございますが、JR長崎本線連続立体交差事業費において、県施行事業が減し、負担金が予定を下回ったことにより不用額が生じたものでございます。  まちづくり部からは、以上でございます。 66 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  初めに、総合事務所所管分の主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果についてご説明いたします。青い表紙の主要な施策の成果説明書の367ページをお開きください。個別施策E8-3「だれもが快適に利用できる公園への再整備を進めます」でございます。令和元年度の取組概要といたしましては稲佐山公園や長崎東公園等の施設の再整備を行いました。関連する主な事業は368ページに記載の【単独】公園便所整備事業費、園田町公園ほか、【単独】公園便所整備事業費、山王公園や、【単独】公園施設整備事業費、既設公園でございます。  次に、企画財政部提出の資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の46ページをお開きください。第5項都市計画費のうち、総合事務所所管分の公園費は行番号25に記載の、予算現額14億9,773万932円、支出済額11億9,258万6,983円、翌年度繰越額2億2,895万4,703円、不用額7,618万9,246円、執行率は94%となっております。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきます。 67 ◯菊川地域整備1課長 総合事務所所管分の主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  425ページをお開きください。第6目公園費でございます。3.公園等維持管理費でございますが、(1)光熱水費及び(2)施設維持管理費につきましては既存公園の施設維持や、補修などの維持管理に要した経費でございます。  426ページをご覧ください。中段の(3)管理運営費につきましては、主に指定管理者に委託しております長崎東公園、長崎市総合運動公園、野母崎総合運動公園、稲佐山公園及び長崎公園の管理に要した経費でございます。  427ページをご覧ください。下段に記載の4.【補助】公園等施設整備事業費につきましては、428ページの上段(2)魚の町公園及び(3)都市公園は実施設計の委託などを行っております。次に、中段に記載の5.【補助】景観まちづくり刷新事業費につきましては、(1)平和公園地区及び(2)稲佐山公園において公園灯LED化、園路舗装、防護柵の整備などを行っております。次に、下段に記載の6.【単独】公園施設整備事業費につきましては429ページをご覧ください。下段の(2)稲佐山公園(サイン整備)から430ページの中段(5)既設公園まで、スロープカー中腹駅・山頂駅サインや、(仮称)芒塚公園、園路舗装、東公園コミュニティ体育館の受変電設備の整備などを行っております。  431ページをお開きください。上段の7.【単独】公園便所整備事業費につきましては表に記載のとおり、園田町公園便所の新設や、高浜運動公園などにおいて女性専用便所の増設、山王公園の便所改修を行っております。次に、下段の8.【単独】公園灯整備事業費につきましては公園灯のLED化工事を行っております。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。恐れ入りますが、同じ資料の631ページをお開きください。表の下から4行目の【補助】公園等施設整備事業費、大園公園と、その下の都市公園、表の下から2行目の【補助】景観まちづくり刷新事業費、平和公園地区、【単独】公園施設整備事業費、野母崎総合運動公園、632ページの表の1行目の【単独】公園施設整備事業費、既設公園の各事業が総合事務所所管分の事業でございます。関係機関との協議調整に日数を要したことなどの理由により、翌年度に繰り越したものでございます。  次に、不用額のうち主なものについてご説明いたします。443ページにお戻りください。第6目公園費のうち、中央総合事務所につきましては中ほどに記載の(3)【単独】公園便所整備事業費、(4)【単独】公園灯整備事業費において事業内容の見直しにより不用額が生じたものでございます。次に、中ほどの東総合事務所につきましては2段目の(2)【単独】公園施設整備事業費において、工事内容の変更により不用額が生じたものでございます。次に、下段の南総合事務所につきましては2段目の(2)【単独】公園施設整備事業費において、当初の見込みを下回ったことなどにより不用額が生じたものでございます。  次に、予備費の充用についてご説明いたします。443ページの表右側、主な予備費充用の説明欄に記載のとおり、中央及び南総合事務所において訴訟委託料や、公園等で発生した事故に対する見舞金として予備費を充用し、支出しております。  説明は以上でございます。 68 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 69 ◯浅田五郎委員 428ページ、天主公園のことでお尋ねしたい。  天主公園が今工事をやって、まだ完成していないんだけれども、あそこに市の皆さん方の先輩たちが造った壁に長崎の鐘というのが彫られて、そして長崎の鐘の曲も彫られていて、教会のステンドグラスもカラーで彫られていたんですね。それを浦上教会で長崎の鐘が鳴るから、浦上教会の関係者の方からぜひ残してほしいということで意見があって、私は現場に行ってみた。確かに壊れていたけれども、まだ残っていた。  現役の皆さん方の先輩たちが、これはどなたにも造らせたわけじゃなくて、市の当時の担当の方が造り上げたものなんです。すばらしいものを造っているわけです。そして、そこを通ると音楽が鳴っていたそうですよ、長崎の鐘が。そういう歴史性のあるものを、新しくするからといって、しかも皆さん方の先輩たちが造ったものを、設計屋とかでなくて市の職員が造っているんですよ。そういうものを事もなげに壊してしまって新しくするという。新しいからいいというものじゃなくて、子どもたちが集まってくる天主公園、親も来る、そういう歴史性というものを、長崎の文化というものを教えることも教育なんです。ただ、新しいものを与えてしまえばいい、遊具を与えてしまえばいい、そういうものじゃないんです。そのことを忘れて子どもの教育の場の公園を造り替えるというのは、私は根本から間違いだと思っているわけです。新しいものを与えることが決していいものではないわけです。  なぜそういうことをしたのかということは、議会に対しても、こういうものがあるんですけれども、どうしましょうかというぐらいのことがあってもいいんだろうけど、何にもないから分からないですよ。現場も行っていないわけだから。  私は、浦上教会の方から、教会の信徒の方から呼ばれて行ってみて、なるほどこれはすばらしいですねと、こういうものを残さないといけないですねということを言って、私も担当に言ったけれども、もう事もなげに壊してしまっている。これが今の長崎市の歴史と文化を守る、長崎の皆さん方の行政の姿勢かと思うと情けなくなったから、さっき私は、地元の方々の意見を聞きながら、地元の声を聞きながら、地元の業者、あるいは人材育成のためにもデザインでもそういうことをしたらどうかと。この壁は市の職員が造ったものを、後輩の君たちが一言もなく壊してしまうというその心なさに、もう情けなくて、あれを見たとき本当に涙が、怒り心頭に達したわけですよ。  今はもうなくなってしまっている。新しいものがいいんじゃないんですよ。あそこに行ってみた、ちょうどそのときね……。 70 ◯筒井正興委員長 浅田委員、簡潔に。 71 ◯浅田五郎委員 そういうことで怒り心頭に発している。そういうことで、ぜひどういう意味でそうなったのか、意見を聞かしてほしい。 72 ◯菊川地域整備1課長 まず天主公園の計画からですが、平成28年度にワークショップを5回開いて、平成29年度には3回開いています。地元の商店街、地元の方、それと近隣の自治会の方に皆さん寄っていただいてワークショップを開いて、その中で一番最初に出たのが、あの壁が暗いということが一番の問題であるということで、地元の方から壁の撤去を行ってほしいということになりました。そのことが一番のコンセプトの柱ということで当時のワークショップは進んでいったということです。それから、見通しもいいということ、あと、そこのデザインというのが、1つは天主堂の前ですので、十字を意識した通路を造るとか、そういうこともやっています。  それともう1つ、当時、議会のほうには何も話をしていないというお話なんですが、平成31年3月の建設水道委員会において、天主公園の整備を説明する上で、コンクリートの壁については、見通しを良くするために撤去を行いますという説明を行い、了承を得ているというところです。  以上でございます。
    73 ◯浅田五郎委員 あのとき説明したときに、議事録を見れば分かるけれども、今私が言ったように、あの壁には長崎の鐘と書いていて、長崎の鐘の曲があり、ステンドグラスもカラーで写っておりますと。現場も見てもらっていいんですがって、そういう話は一回もしていないですよ。事務的に、あそこは地元の人がワークショップをしたら暗いと言いましたと。親から子どもを監視するのに見えなくなりましたと。そういう話はあったけれども、平成28年当時、実はこれ長崎市の職員が長崎の文化とか歴史を考えて長崎の鐘の壁を造ったんですよって、そういった話は全くしていないですよ。なぜ先輩たちが造った汗と涙の結晶をあなたたちが簡単に、市民から言われたからって壊す、そのセンスが私はおかしいと思っているわけ。何であなたたち、こういう歴史があるんですよくらい、一回だって言っていないじゃないですか。だから、もっと長崎市の皆さんは長崎の歴史とか文化を愛しなさいと、愛すればそういうことは起こらないということを私は言っているんです。  壊れてしまったからどうにもならないっていうことを言うけれども、これからもそういうことをやられたんじゃ困る。先輩の皆さんから次に続いていく後輩のためにも何にもなっていない。当時の議事録を見せてごらん、見てごらん。事務的な説明だけして、歴史性の話とか、あるいは市職員が造った壁ですとか、そんなこと一回も言っていない。もう壁が壊れてしまって言わないけれども、そういう魂を、少なくとも先輩たちが汗を流して造ったものは、市民に対しても説明する義務があると思うんです。そのことを言いたいからこういう質問したんだから、結構です。どうぞひとつ、頑張ってください。 74 ◯平野 剛委員 今の答弁、私は到底納得できんとですよ。私、ずっとそのワークショップに参加していました。今答弁で、あの壁は撤去してくれと地元から要望が上がったって、そんな要望、誰も上げとらんですよ。誰も上げとらんですよ、それ誰が上げたか答弁してください。 75 ◯森尾中央総合事務所理事 ワークショップ自体、私は一番最初から参加しています。その中で公園の話をするときに、お母さんたちがずっと来られたときに、現場もそうなんですけれども、あの壁があって、確かに暗くなって目が届かないと。そこで遊ばせたくないというのが、その公園の一番最初の意見でした。これはもう間違いない。その中で、公園はやはり明るくて皆さんが安全安心に使えるというのが大原則の中で、あの壁の取扱いについても議論を進めてきたということ。  もう1つは、コンクリートの壁にどうしてもデザインをしているものですから、今それがちょっと剥がれて音符が見えないところがあったりとか、そういうことも出てきておりましたので、基本的に子どもたちの安全安心の確保というのが、まず第一。それと、浦上天主堂の前の公園ですから、そこはデザイン的にも公園を映えさせるようなデザインにしようということで、いろんな方々に参加してもらいながら進めてきた事業でもありますので、先ほど委員会の話がありました、そこの歴史性を全く考えないで計画をしたということはございません。そこに合うようなデザインをつくっていくということで作業を進めてきたつもりであります。  以上です。 76 ◯平野 剛委員 そんな都合のいい受け取り方で、ワークショップを切り取って、そんな答弁をする責任者ってどうかなと思いますよ。  とあるお母さんが言われたって言いましたね。ワークショップでいろんな意見が出てきて、あそこは上のバス道路沿いからあの壁がちょっと邪魔で下が見えにくい、周りの木もちょっと邪魔で見づらいという意見が出たときは、私はいたので聞いています。それはある方が一人で言われた話。全然地元の要望にもならないし、ワークショップというのは、誰かが意見を言って、それに反対だ、賛成だと言うようなこともないし、ただ一人が言った意見をそのまま地元の意見のごとく、そんな言われても困るとですよ。今、地元ではあちこちで、何であの壁を壊したのかと大騒ぎしていますよ。特にNHKのドラマが始まってから。周りの木も切ってしまうし、あんなのも地元は要望していない。その方が一人だけ言われた。その現場に私いたから聞いている。それを、地元のワークショップの意見だみたいな総論で言われても困るとですよ。誰もあれ別に反対もしていないけれども、あれをそうしてくれなんか地元は言っていないですよ。都合のよかごと誰かの一言を切り取って、地元から出た声ですみたいなことで、地元の要望みたいなことで言われても、それは違うと思う。それは、はっきり言うときます。 77 ◯森尾中央総合事務所理事 公園の整備については、ワークショップでもいろんな話は出ていますし、我々は公園に行ったときに、ちゃんとそこにいるお母さんたちと話をして、そういう話も全部入れた中でやっているつもりです。誰か一人が言ったから、それに合わせて計画をつくるというのは基本的にはありませんので、それに対しては皆さんの意見を聞いた中で、最終的には私たちのほうで判断していくということで作業を進めている。  以上です。 78 ◯平野 剛委員 都合のよかごと答弁しよるとですけど、今、結構な方々が何で壊したんだという声は聞きますよ。あれはどこから出て、壊せとなったのかって。そもそも、あの長崎の鐘については、壊すも壊さんも何も話合いにも出ていないですもん。木については出ました。長崎の鐘なんか壊された後に、ああ壊れて大変やねって、どんなことで壊されたとっていうことになっていますよ。ワークショップでも長崎の鐘を壊すかどうかなんて議題にもなっていないし、それを何か地元からそんな声が出たっていうことを言われても困る。もう壊してしまったからしようがないですけれども、そういった声は地元から出ていなかったということだけは伝えておきますので。  以上です。 79 ◯森尾中央総合事務所理事 地元から出ていなかったことについては、私たちはちょっと反論がございます。  いろいろなお母さまたちから話を聞いた中では、やはりあの壁があるから子どもたちを安心して遊ばせられないという話はずっと出ておりました。それらが全く出ていないということは基本的にありませんので、そこだけは説明させていただきます。  以上です。 80 ◯筒井正興委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時59分=           =再開 午前11時59分= 81 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。 82 ◯浅田五郎委員 少なくとも今、古関裕而のテレビドラマがあっていて、長崎の鐘、その他いろいろなもの、それからさらに私のとこにも電話が何本もあるわけ。なぜ壊させたのかとか、壊したのかと。  やはり歴史というものはあるわけだから、まだ壁はできていないから、ひとつあれを復元するぐらいの気持ちで取り組んでもらわない限りは、あなたたちのこの今、平野委員とあなたたちがやりあったこと、地元の声うんぬんとか、もう一回あれを呼び戻すぐらいのことをしてごらん。教会の人も信徒の人も地域の人も、私は理解していただけるものだと思いますよ。あれをそのままにしていたら、長崎市は本当に歴史のある場所を壊してしまったことになるわけ。しかも、それは先輩たちが造ったものなのよ。どうぞひとつ、そういうことを念頭に置いてもう一回、まだできていないから、今から造る壁だから、ぜひお願いしておきます。 83 ◯森尾中央総合事務所理事 あそこの壁の再生というのは、私たちはもう今のところ考えておりません。その中で、浦上天主堂と天主公園の位置づけといいますか、その辺りは私たちもとても大事だと思っていますので、そこに壁を立てて遮るようなことというのは、もう計画全体のストーリーの中からも、今の中で進めていきたいと思っております。  以上です。 84 ◯筒井正興委員長 取りあえず午前中の審議はこれで終わりにして、午後1時から委員会を再開したいと思います。           =休憩 午後0時1分=           =再開 午後0時56分= 85 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  午前中に引き続き、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費及び第7目県施行事業費負担金の審査を行います。  どなたか質問等ございませんか。 86 ◯永尾春文委員 青い表紙の中でご質問したいと思います。  367ページで、誰もが快適に利用できる公園の再整備を進めますという中に、評価(成果)に公園便所のバリアフリー化が進んでいるという評価がございまして、次のページに数字が、バリアフリー化、改築・更新の公園数ということで62か所を進めている実績がございますが、このことについてトイレの洋式化というのは含まれているものなのか、もし長崎市の公衆便所における洋式化率があれば教えていただきたいし、洋式化についての考え方をお聞かせください。  予算は、青表紙でいうと368ページに関連する主な事業名ということで、【単独】公園便所整備事業費等があります。ここに既設公園等も含まれておるんですけれども、バリアフリー化と改築・更新とかある中で、62か所整備をしているものの、トイレの洋式化というのが学校施設等でも推進しているんですけれども、公園においてこのバリアフリー化に含まれるものなのかどうか。洋式化そのものの考え方と、長崎市全体の公衆便所の数があると思いますが、それに対する洋式化率をお示しいただきたいと思います。  以上です。 87 ◯菊川地域整備1課長 洋式化というのは手元にございませんので、今すぐに出ません。申し訳ございません。 88 ◯出口地域整備2課長 洋式化率と、どれぐらいあるかというのは分かっておりませんが、公園と公衆便所の数が長崎市内406か所ございます。その中で洋式化といいますか、多目的トイレの数ではございますが、150か所あるという状況でございます。  以上です。 89 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。多目的トイレ、これはまさしく洋式化の1つかと思いますけれども、多目的トイレは、例えば406公園に全部設置をする計画になっているのかどうか、その辺が分かりませんので、最初に申し上げた、公園のトイレの洋式化について市の現時点での考え方を教えていただけますか。 90 ◯出口地域整備2課長 洋式化、和式のトイレがあってそれを洋式にするということですけれども、和式を様式にするには場所がちょっと狭いということがありますので、あとは公園の大きさ等もありますので、どういう方向で洋式にしていくかというのは、現時点では方向性が出ていないというところでございます。  以上です。 91 ◯永尾春文委員 今回の決算において、バリアフリー化とか、皆さんが快適に利用できる公園の整備という考え方の中で、小中学校は今、洋式化を進めているんですけれども、やはり小さいお子さんから高齢者の方まで、市民が利用される公園の利用という観点からは、ぜひ今後そういう洋式化について、当然できる、できないもあることはあると思いますけれども、そういった考え方をぜひ取り入れていただきたいと思いますが、よければ見解お聞かせください。 92 ◯川原まちづくり部政策監 先ほどの公園の洋式化の話がございますけれども、私がみどりの課でトイレ、公園の整備等をしているときに、地元の方のご要望があった場合、和式から洋式にしてください、そういったものは修繕で洋式化を進めてまいりました。ただ、トイレが一基しかない場合には、なかなか地元の方が洋式化じゃないととか、そういう条件があって変えてきているところなんですけれども、例えば平和公園でも利用が多いところは和式を幾つか洋式に変えるということで、流れは和式は必ず1つ確保するんですけれども、それ以外につきましては、今、ご要望があったり、我々も洋式化が時代としてはそういう流れではないかということで整備を進めています。  それから前回、稲佐山等での整備、スロープカーの周りにトイレを造りましたけれども、それにつきましても1基を除いて洋式化を進めておりますので、流れとしましては洋式化を進めているという方向にございますので、今後もその流れの中で進めていきたいと考えております。  以上でございます。 93 ◯永尾春文委員 和式トイレそのものが、特に小さい子どもたちはもう小さい頃から洋式を使うことで、なかなか使い方が分からないという時代の流れもありますし、高齢者の方は洋式を求められる流れの中では、ぜひ今後進めていただきたいし、やはり洋式化率というのは先ほど数字が出ないというお話がありましたけれども、市としてしっかり調査をして数字を出していってその推進を図っていただきたいと思います。要望にさせていただきます。  あともう1点ですけれども、同じく367ページの公園のことで、まず取組概要のところに公園施設長寿命化計画の見直し策定業務を行ったと。次、評価の中でこの計画に基づいた再整備を行うことで維持管理費の低減が図れたというくだりがありますけれども、もう少しこの計画のことについて私が分かっていないところもあるものですから、いま現時点でどういう状況になっていて、この計画が推進されているのか、スケジュール感も併せて、まずはお示ししていただきたいと思います。 94 ◯菊川地域整備1課長 この計画の見直しでございますが、2020年度から2029年度の10年間に向けての期間をやっております。都市公園が全てで506あるんですけれども、そのうちで大規模な公園とか便所などのライフサイクルコストの縮減が期待できる公園を対象として90公園を対象としております。90公園の中に今度は園路や広場であったりとか、休養施設や遊具施設、運動施設、それからまた便益施設など676施設の数を挙げております。それから、これを10年間にわたり、まず健全度の判定を行いまして、10年間でこの維持補修をやっていくということで、金額的に申しますと10年間で36億円、1年間当たり3億6,000万円の維持費がかかると。これを毎年やっていくと10年間で6,800万円の縮減額ということになるということで、今年度から進めております。  以上です。 95 ◯永尾春文委員 分かりました。この計画は、公表されておりますか。公表されていなければ、いつ頃この計画が私たち議員とか市民がしっかりと見ることができるのか教えてください。 96 ◯森尾中央総合事務所理事 この計画につきましては、今年の3月に庁内で策定が終わりました。それを基に公表は今年いっぱいぐらいをめどにしようと思いますけれども、まずは来年度から予算を組むための手続等、年次計画の策定の仕方とかそういうところで最終調整をしているところです。ですので、長寿命化に併せて今後実際修繕していくのは、来年度からということになります。  以上です。 97 ◯永尾春文委員 維持管理の提言ということで、インフラの公共施設マネジメントにも資する計画かと思いますのでぜひしっかりと推進をしていただきたいと思いますが、その中で1つ確認をしたいんですけれども、結構公園が周辺地というか、まちなかであれば皆さんが使っているんですけれども、結構山の奥にあったりして、これってどなたか利用されているのかなと思うような公園があったりするんですけれども、そういった再編とか見直しとかはこの計画に含まれることになっているのか、それともまたそれは別で進められるようになっているのか、その辺りを教えてください。 98 ◯出口地域整備2課長 公園の再編という問題でございますが、やはり公園の再編に際しましては地域の皆さんとの合意形成が必要ではないかということがあって、この長寿命化計画というのは私どもでつくったんですけれども、やはり公園を統廃合していくということは地域の皆さん方との話の中でしていかなければならないということを考えております。まちなかでも、そういうところを一部今後やっていくようなところもございます。  以上でございます。 99 ◯永尾春文委員 公園の再編にしても、公共施設マネジメント等インフラも含めたマネジメントの中で進めていかなければならない課題だと思っていますので、今おっしゃったように地域の合意形成も重要かと思いますので、ぜひここはしっかりと丁寧に進めていただきたいと要望させていただきます。  以上です。 100 ◯竹田雄亮副委員長 先ほどの永尾委員のトイレのバリアフリー化の関連なんですけれども、多目的トイレが150か所、公園にあるということだったんですけれども、その洋式化、バリアフリー化を進める中で、今、高齢者の方、障害のある方、オストメイトの方用の前広便座というのが別館の2階の多目的トイレにもあると思うんですけれども、こちらの設置というのは今しているところがあるのかというのと、これから前広便座に切り替えていくような考え方があるのか教えていただければと思うんですけれども。 101 ◯出口地域整備2課長 前広便座は今のところ公園にはございません。ただし、今年度、前広便座を公園につけてほしいという要望等もございまして、今、協議をしているところでございます。  以上でございます。 102 ◯竹田雄亮副委員長 今後協議していくということでしたので、多目的トイレ、本当に誰でも使えるというのが目的でしょうから障害のある方とか、オストメイトの方にも使っていただけるように前広便座の設置について前向きに検討していただければと思います。 103 ◯五輪清隆委員 426ページに載っていますけれども、公園の清掃補助ということで382か所、233自治会に補助しているんですけれども、特に先ほど永尾委員からあったように、長崎市内に結構な公園があるわけですけれども、そして使っていない公園については草ぼうぼうになっている状況ですから、もう例えば使っていないところについては廃止をするほうが、逆に公園にしているために草を刈ってくださいとか、そういう経費がかかりますから、そういう削減策も含めてやっていただきたいということで1点、要望します。  それと併せて、382か所、前年度は分かりませんけれども、特に自治会がずっと月に2回以上は清掃して、前期と後期それぞれ半年分の実績を報告するようにしているんですけれども、どうしても高齢化になって、できない公園も多分出てくると思いますけれども、そこら辺り現状として、この箇所というのは減っているんですか。  それと併せて、もう1点一緒にお伺いします。428ページで都市公園ということで立山公園のナイター照明設計の委託費ということで385万円が上がっていますけれども、設計だけでそれだけの費用がかかるのかについてお伺いします。 104 ◯出口地域整備2課長 公園の清掃の数でございますが、やはり自治会の方からも高齢化で掃除ができない、今後はもうできませんということでお話をいただいて、その場合は民間、障害者施設に依頼をして清掃をしていくということが今年度も1件ございました。何件から何件に減ったかというのは手元に持っていませんが、やはり高齢化になってきて公園の便所の清掃ができないということは多々あっているような状況でございます。  それと、2つ目の立山公園のナイター設備の設計でございますが、これはナイターを撤去するものと、建てるものというのに電気とか照明の照度とかそういう計算も含まれますので、これだけの委託費がかかるということでございます。 105 ◯五輪清隆委員 照明灯の設計ですよね、工事が入っているなら別にどうとも思わないけれども、設計だけでこれだけ本当にかかるんですか。これは決算と関係ないと思いますけれども、設計をした後の工事は幾らかかったんですか。どうしても385万円もかかるとかなと思って。設計士が1人、何年もかかってするような、調査ではかかるかもしれんけど、通常これだけの設計というのは、例えばよその公園とか含めて、これだけかかっているんですか。  それと併せて、先ほど私は公園の清掃だけ言いましたけれども、公園の中にトイレがあるところについても自治会のほうにずっと委託していますよね。そこら辺りについても、やはりどうしても掃除というか、あれは月に2回以上ではなくて結構な数、2、3日に1回は絶対せんばいかんようになっていますから、そこら辺りのトイレ清掃の関係はどうなんですか。 106 ◯出口地域整備2課長 トイレの清掃は場所によっては1日2回とか行っていただくところもございます。やはりそれも高齢化でなかなかできないということがありまして、お願いができないので、そういうところも民間委託ということで切り替えているところもございます。  それと、立山公園のナイター照明の委託ですけれども、今、4基設計をするようにしております。その中で電気の配線とか、結構照明というのは大きなものですからそういう器具の設計とか、そういうものを含めてこれだけの金額になっているというところでございます。  以上です。 107 ◯五輪清隆委員 私は、これを見て立山公園のナイター、あそこにありますよね、あそこの照明の設計と書いているから、設計だけで本当にこれだけするんですかって聞いているんですよ。設計以外にこういう意図も含まれていますとか、そう言われれば分かるんですけれども、あの4基をつけるだけで、それだけ設計費用が本当にかかるんですか。 108 ◯出口地域整備2課長 ここの設計ですけれども、照明の照度の計算とか、構造計算、または撤去の費用を積算するというのも入っておりますので、これだけの設計金額で委託をしたというところでございます。  以上です。 109 ◯五輪清隆委員 ここは立山公園ですけれども、近年、こういう公園の中で、こういう照明をつけたときに、やはりこれだけの金額がかかっているんですか。こういうところって長崎市内にあるんですか。 110 ◯出口地域整備2課長 公園で、ナイターで野球ができたり、ソフトボールができたりという、これだけのところで照明を変えたところは今はないような状況でございます。  以上です。 111 ◯五輪清隆委員 しつこいようで申し訳ないんですけれども、普通はこういう設計というのは当然専門の方なんですよね。照度とかああいうのは、ある程度、例えばどういう電球を使うか分からんですけど、これについては大体分かるとじゃなかと。じゃ、松山のソフトボール場とか大体幾らぐらいかかっているんですか。工事費は別で、同じような条件で比較したときに。ここは、設計だけでこれだけだから、少し高いんじゃないのかなと思って。当然入札して、こうしているんでしょうけど。そこら辺り、よく分からないものだから聞いているんですよ。単純に設計がこんなにかかるなら、工事費も相当かかるとかなという感じやけん。 112 ◯筒井正興委員長 今、五輪委員から松山の件が出ましたけれども、答えがすぐ出ますか。 113 ◯出口地域整備2課長 松山が幾らかかったかというのは、かなり昔に建てていますので、今のところ調べることが難しいかなというところでございます。 114 ◯五輪清隆委員 私が言いたいのは、設計の委託費ですから、どこか公募か何か入札してしたんでしょうけど、こういう条件の中で、例えば最低制限価格か何かあって、何者かあって、こういう結果になりましたとか、それについては答えきれるでしょう。 115 ◯出口地域整備2課長 委員おっしゃられるように入札にかけましたが、すみません、手元に資料がございませんので、少しお時間をいただければと思います。  以上です。 116 ◯西田実伸委員 五輪委員と関連が2つあるので、まず関連のほうから言います。先ほど公園清掃補助費が出ていましたよね。減った分が分からないという答弁自体が何なんだというのが私の言葉で、そちらから提出されている負担金補助金交付団体収支決算というのがあります。その中で、具体的に今、五輪委員から出た質問の中での公園の数とか、分類が出ているんですけれども、その中で、決算ですから予算関係でいいますけれども、当初予算が1,694万9,000円あるわけです。で、決算で1,627万8,500円出ているわけですよ。私はここのところで何が減ったのかというのを聞きたかったんです。で、今のやり取りの中でいろんなところで施設に出しているんだという話があったので、そうしたらば、この決算書の中でその減った分はどこに出しているのかと。で、どこの予算に出ているのかというのをお聞かせ願いたいんです。別に出ていると思います。一問一答で行きましょう。 117 ◯出口地域整備2課長 すみません。少しお時間をいただけないでしょうか。手元に資料が見つからないので、申し訳ございません。  以上です。 118 ◯西田実伸委員 手元に資料がないというのは、よくないんじゃないんですか。そちらが出した資料ですよ。いいでしょう、待ちます。それを調べるだけなら、今後の公園の出し方の在り方も含めて出してくれないですか。  次、先ほどの立山の関係ですが、その入札の関係ではありません。都市公園の中で、先ほどの五輪委員の質問の中で385万円の決算が出ていました。ここの予算は幾らだったんですか。都市公園の当初予算です。 119 ◯筒井正興委員長 入札の資料を持ってくれば分かるでしょうけど。 120 ◯西田実伸委員 いや、質問の角度はそうではないんですよ。当初予算は1,900万円で取っているんです。その中で、大分減額しているわけ。そこの理由を聞きたかったんです。それを今、調べてください。  あと、もう1つ、いいですか、先に行って。全体的な公園等維持費管理費というのが出ていますよね。これは425ページの大きい項目の3になっています。そこの決算は記載のとおり出ているんですけれども、そちらの説明でなかったのは427ページの下から6行目ぐらい、(8)の稲佐山公園損害賠償請求事件和解金というのがあるわけです。これ、当初予算になかったはずです。これの説明がなかったです。中身的には、今年度しているから分かりはするんです。このときの900万円というのが出たときに、ここの先ほど、元に戻りますけれども、公園等の維持管理費が9億2,300万円出ていますよね。この当初予算は9億3,100万円なんです。さほど差がないわけです。その900万円分が、どこかが削られているのではないかなと思うわけです。そこのところも、その分をどこに回したのかというところを教えてください。  以上です。 121 ◯出口地域整備2課長 都市公園の予算が当初1,900万円でございまして、このナイター設備の予算としましては400万円です。残りが南総合事務所のほうで香焼の公園の遊具設置を上げておりますので、その分が1,500万円ということで1,900万円の予算になっております。  以上です。 122 ◯西田実伸委員 だから、予算は1,900万円で、400万円しか使っていないのにこの項目だけでと、私は言っているわけ。この項目で出ていなかったら言わないんです。当初予算の中では、この項目で出ているわけです。それを南に回したって、それはどんな意味ですか。 123 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 当初、南総合事務所で香焼の公園に遊具設置ということで補助の申請をしておりました。その中で、内示減になりまして当年度でできないということで次年度、今年度に繰越しをした分が1,355万円あります。その分で、1,900万円が1,355万円繰り越した分でこの分が減額になっているということになっております。  以上です。 124 ◯西田実伸委員 宮崎課長、予算を都合よく回さんでくださいよ。そうしたら、最初からちゃんと説明せんですか。私たちが、平成31年度の当初予算を見ていないと思っているんですか。何を考えとるんですか。私が言っている根拠は、当初予算を見ているわけですよ、その中で、途中の補正もありますよ、補正があれば別に構いませんよ、それはあることだから。補助金の関係もある。でもね、皆さんがそういう肝腎なところを全然言わずに、通しだけで言っているでしょう。当初予算よりか大幅に増額しているところもたくさんあるんですよ。億という金が。言わないけどね。そういう肝腎なところを言わずに、目先だけの話をして。それで、質問をされたら全然分かんない。そんなのあるもんですか。香焼で予算がつかなかったから回したというのはいいですよ、それは。でも、そういう説明をするべきじゃないですか。それが当たり前と思わないでくださいよ。そうしたら今の1,355万円はどこにあるんですか。 125 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 この1,355万円については、今年度に繰越しをしております。青い決算に係る主要な施策の631ページをお願いします。ここの下から3行目になります。【補助】公園等施設整備事業費の都市公園になります。当初、1,500万円あった分につきまして、1,355万円を翌年度に繰越しをしております。  以上です。 126 ◯西田実伸委員 そちらが分かればいい話じゃないと私は言っているじゃないですか。当初予算に対してどうなんだというのを私が言っているだけの話です。行き先が分かったのでこれ以上言いませんけれども、そういうところのサービスぐらいはしてください。こちらはいろいろと勉強しとくけれども。  先ほどの清掃費もそうなんです。そちらは分かっているけど、今から皆さん言っているのはより高齢化して、公園ができないのでどうしていくかという話でしょう。そうしたら、どこかに移行せんばいかん。先ほどは障害者の方々に移行していったって。どこか出てくるはずじゃないですか。ここの決算書の中も変わってくるはずですよ。それをちゃんと説明せずに、答弁がちぐはぐに聞こえていたものですから、あえて上乗せして言ったんですけど、分かってからで結構です。これ今の件はよろしいです。1,900万円の話も分かったので。
     話を変えますが、443ページが気になるんですが、不用額の話で1点だけ。説明なかったんですけれども、下から南総合事務所の公園等維持管理費の中で、(1)で年度中の嘱託職員の休職などによって411万8,000円が不用額になったとあります、どういう理由か分かりませんが。休職したことに対して補充とか、これで業務が遅れなかったのかなという疑問が浮き出てくるわけです。単なる不用額だけでこの職員が休職したので、どういう理由か分かりませんよ、プライベートだから言えないところは言わなくても結構ですが、でも、これに対して補充はなかったんですか。 127 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 会計年度任用職員につきましては、公園整備で何人と、地区ごとに割り振りをしております。今回、去年の分につきましては1名が途中で辞められたということで、補充につきましては、通常は探して来られる方について面接をして途中で補充をしたりということをやっておりますが、昨年につきましては、一定期間その会計年度任用職員自体が見つからなかったということで、この分が不用額となっております。 128 ◯西田実伸委員 話の中で大体予測はつきましたけれども、これで仕事が滞ることがなかったんでしょうかというのも質問に入っています。 129 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 会計年度任用職員、その地区について何人という割り振りをしておりますので、当然夏場の草刈り、道路の整備、公園の維持補修等につきまして、残った職員で頑張っていただきまして修繕等を行っている状況です。  以上です。 130 ◯筒井正興委員長 先ほどの五輪委員の入札の関係ですが、分かりますか。 131 ◯出口地域整備2課長 入札の結果でございますが、入札には1者しか入札をしておりません。内容でございますが、電気の配線図とか、そういう図面を書きまして、あとは工事費を積算するということと、先ほど申しましたが構造計算もしていくと。あと、照明の柱の配置図、基礎の計算、そういうのも業務委託の中に入っております。この業務委託の中でできました工事費の概算でございますが、4基ございまして、5,500万円の概算事業費が出ております。  以上です。 132 ◯五輪清隆委員 立山公園の照明を造るのに全体予算が5,500万円、今回はそのいろんな照明の設計とかいろんな調査をしたりとか、そういう関係で結果が385万円やったということですか。 133 ◯出口地域整備2課長 説明が足りなくて申し訳ございません。今回のナイターの照明を4基つけるのに業務委託で約300万円かかりまして、ナイター4基の工事をするのに5,500万円の概算工事費が出ているという状況です。ナイターの照明をつけるには当然、電気の引込みの柱ですとかそういうものもございますので、あと撤去費用も入っておりますので、撤去も含めて工事費としては5,500万円の概算が出ているというところでございます。  以上です。 134 ◯五輪清隆委員 全体含めて分かりました。そして、当然この委託料というのは、ここの部分だけの入札をした結果でしょうけれども、例えばその入札の中で資料があるから分かっているんでしょうけれども、最低制限価格が幾らでそして結果が幾らやったか、それを口頭で結構ですから教えてください。 135 ◯出口地域整備2課長 入札の結果としましては、予定価格は360万9,000円でございます。最低制限価格は293万6,282円です。これは、消費税を抜いた価格でございます。  以上です。 136 ◯筒井正興委員長 西田委員、申し訳ない。もう一回、さっきの市に対する質問をお願いします。〔「分かります。調べております」と言う者あり〕答弁は出ますか。 137 ◯出口地域整備2課長 今、調べておりますので、少しお時間をいただればと思います。  以上です。 138 ◯筒井正興委員長 整理をさせてください。西田委員の今の、一応調べるということに対して、それに対してまた質問等ございますか。 139 ◯西田実伸委員 私自身が質問していないんですが、それに対して質問はありますけれども、今後の当初予算の絡みもあるので、皆さんがよかったら、後で私は資料でもらえればいいと思います。議事進行のこともありますし。 140 ◯筒井正興委員長 そうしたら、そのようにお願いします。後ほど西田委員に対して資料の提出をお願いします。 141 ◯西田実伸委員 一言だけ、私の勘違いかもしれないけれども、先ほどの立山公園の関係の、中身ではありませんけれども、都市公園のナイターの関係で、答弁の中で1,900万円の中で1,500万円を南総合事務所に渡したということは、目間流用ですよね。そういうふうに捉えていいのかな。目間流用だったら議会に説明するべきだと思うんですけれども。そうでなかったら結構です。 142 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 先ほどの都市公園の香焼総合運動公園の遊具につきましては、南総合事務所に予算をつけた補助の公園の事業費でございます。  以上です。 143 ◯西田実伸委員 そのことならそれで了としますが、ということは、この都市公園の今回の決算の中では、ほかの約1,500万円が余ったという理解でよろしいんですよね。そういうことでしょう、決算で。 144 ◯森尾中央総合事務所理事 すみません。説明がよくなくて申し訳ありません。先ほどからお話している立山公園の設計と、香焼総合運動公園の工事を全体で当初予算から計上していました。ですから、南総合事務所のほうは香焼の分だけを繰越しして、先ほどお見せした繰越明許をお願いして、それで今はもう完成しているというところです。  以上です。 145 ◯西田実伸委員 答弁をしたから分かったわけであって、当初予算ではきっと説明していないはずですよ。だって、ざあって流していくとやから。そういうところは、特にこういうところでぽっと出して、私は目間流用と思ったですもんね。そうしたら議会に言うべきだと思って再質問したんですけれども、そういうことの絡みで私が疑問を持つような話だったら、ほかの方も持つと思うので、もう少し丁寧な説明をしていただきたいと思います。この件については了とします。  以上です。 146 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時43分=           =再開 午後1時44分= 147 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 148 ◯松浦土木部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費のうち、土木部所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は278ページから281ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書のうち主な支出の内容を記載した箇所については421ページから424ページ、不用額の説明を記載した箇所については442ページでございます。白い表紙の事項別明細書278ページ及び279ページの中ほどに記載しております第3目街路事業費につきましては予算現額12億9,101万5,590円、支出済額9億1,994万6,776円のうち土木部所管分につきましては企画財政部より提出しております委員会提出資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の38ページ、行番号17に記載しております予算現額10億1,821万5,590円、支出済額8億1,987万4,330円、翌年度繰越額1億7,983万7,222円、不用額は1,850万4,038円でございます。  なお、詳細につきましては、土木総務課長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 149 ◯竹内土木総務課長 それでは、土木部の主な支出の内容についてご説明させていただきます。  青色の表紙の主要な施策の成果説明書、421ページをお開きください。中ほどに記載の第3目街路事業費、1.【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)のうち、(1)新地町稲田町線と、422ページ一番上にございます(2)道の尾駅前線、(3)銅座町松が枝町線(銅座工区)及び(4)片淵線(新大工工区)につきましては支障となる建物等の調査、道路改良工事、用地購入などを行ったものでございます。  次に、423ページをご覧ください。中ほどに記載の2.【単独】都市計画街路整備事業費の(2)地方道路等整備事業費でございますが、下のほうの表及び次ページの表に掲載している路線において、補助事業分と併せて道路改良工事、用地購入などを行ったものでございます。  次に、424ページの上のほうに記載の(3)街路改良事業費につきましては事業実施中の路線におきまして除草の委託などを行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ資料の631ページをお開きください。第3目街路事業費につきましては、土木費の欄の中ほどより下に記載の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、新地町稲田町線から2つ下の銅座町松が枝町線(銅座工区)までにおいて、地権者との用地交渉や、関係機関との調整に不測の日数を要したことなどから、事業が年度内に完了しなかったため翌年度に繰り越したものでございます。  次に、主な不用額につきましてご説明いたします。442ページをお開きください。上のほうの第3目街路事業費の(1)【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)の新地町稲田町線、その下の道の尾駅前線及びその下の片淵線(新大工工区)において、国庫補助金の内示額が減したことにより事業費が予定を下回り、不用額が生じたものでございます。  土木部からの説明は以上でございます。 150 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第3目街路事業費のまちづくり部所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書279ページをお願いいたします。まちづくり部所管分は右側の備考欄の中ほどよりやや下にございます1.【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)のうち、5.長崎駅中央通り線、6.長崎駅東通り線、その下の2.【単独】都市計画街路整備事業費の1.長崎駅中央通り線で、その額は企画財政部より提出の一覧表の資料39ページの16行目にも記載がございますけれども、予算現額2億7,280万円、支出済額1億7万2,446円、翌年度繰越額7,250万円、不用額1億22万7,554円でございます。また、黄色の表紙の審査意見書46ページ、47ページも併せてご参照いただきたいと思います。  次に、青色表紙の主要な施策の成果説明書につきましては421ページをお願いいたします。主な支出の内容でございますが、中ほどに記載の1.【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)のうち、423ページの最上段に記載をしております(5)長崎駅中央通り線と、(6)長崎駅東通り線と、その下、2.【単独】都市計画街路整備事業費の(1)長崎駅中央通り線におきまして用地購入や、測量設計委託などを行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ青色表紙の資料631ページをお願いいたします。その下から6段目でございますけれども、【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、長崎駅中央通り線でございますが、これにつきましては地権者との用地交渉に不測の日数を要し、用地買収及び補償が年度内に完了しなかったことなどから、翌年度に繰り越したものでございます。  恐れ入ります。同じ資料の442ページにお戻りください。次に、不用額についてご説明いたします。上段よりやや下の第3目街路事業費の主な不用額の説明欄のうち、まちづくり部の(1)【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)でございますが、長崎駅中央通り線におきまして地権者との交渉が難航し、補償ができなかったことや、長崎駅東通り線におきまして入札差金が生じたことなどにより、不用額が生じたものでございます。  まちづくり部からの説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願いいたします。 151 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時52分=           =再開 午後2時1分= 152 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 153 ◯山北建築部長 第8款土木費第6項住宅費のうち、第1目住宅管理費及び第2目住宅建設費についてご説明申し上げます。  まず、第1目住宅管理費でございますが、昨年度までは南及び北総合事務所が旧合併町の市営住宅に係る管理を行っておりましたことから、予算及び決算も維持補修費と管理事務費を建築部と総合事務所とに分けておりました。本年度からは旧合併町の市営住宅においては指定管理者が管理を行っており、その他の業務も住宅課において引き継いで実施しておりますことから、本決算については、建築部でまとめてご説明を差し上げたいと考えております。  まず、白い表紙の事項別明細書の282ページ、283ページをご覧ください。下段の第1目住宅管理費の予算現額18億3,565万9,151円、支出済額16億1,255万841円、翌年度繰越額1億3,003万7,000円、不用額9,307万1,310円のうち、建築部所管分につきましては283ページ右端の備考欄の1.職員給与費の全部を除いた分で、その額は企画財政部提出資料の40ページの行番号10の記載のとおり、予算現額16億2,611万4,151円、支出済額14億328万3,387円、翌年度繰越額1億3,003万7,000円、不用額9,279万3,764円でございます。  次に、白い表紙の事項別明細書の284ページ、285ページをご覧ください。下段の第2目住宅建設費は全て建築部の所管分でございまして、予算現額3億2,157万8,000円、支出済額2億6,314万7,176円、翌年度繰越額3,470万円、不用額2,373万824円でございます。  青い表紙の主要な施策の成果説明書380ページをお開きください。次に、第6項住宅費における主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果についてご説明いたします。個別施策E6-1「子どもから高齢者までが快適に安心して住める市営住宅を供給します」でございます。令和元年度の取組概要でございますが、老朽化した市営住宅の建て替えや改修等を行い、また、子育て世帯を対象とし優先枠を設定しての募集や、高島地区では耐震性が高い住棟への移転集約を実施いたしました。その評価でございますが、建て替え前の住宅の解体や駐車場整備工事が進んだことにより、管理戸数の縮減及び居住水準が向上し、また、子育て世帯の入居による市営住宅のコミュニティーの活性化や、高島地区での耐震性のある住棟への移転集約により安全安心な居住環境の確保につながっております。一方、問題点といたしましては、老朽化した多数の住棟が改修工事時期を迎えており、適正に建物を維持管理するための改修周期で工事ができていないことや、子育て世帯に適した市営住宅の選定で、募集戸数に対して空き戸数が生じていること、高島地区ではエレベーターの設置がない住棟では3階以上への入居希望者がいないため集約がうまく進んでいないことが挙げられます。今後の取組方針でございますが、市営住宅等ストックの長寿命化を図るため計画的な建て替えや全面的改善、長寿命化型改善等に取り組むとともに、子育て世帯対象の募集住宅の選定に当たり、子育て世帯のニーズに応えられる見直しや、高島地区については移転先となる住棟にエレベーターの設置を実施してまいります。  381ページに関連する主な事業として、公営住宅建設事業費の大園団地及び塩町団地について記載をしておりますので、ご参照いただきますようお願い申し上げます。  382ページをご覧ください。次に、個別施策E6-2「民間住宅ストックの有効活用を図ります」でございます。令和元年度の取組概要ですが、長崎市空家等対策計画に基づき、活用可能な空き家の所有者の意向が確認できたものから、空き家・空き地情報バンクのホームページで情報提供を行いました。また、子育て世帯の住まいの支援として、3世代で同居または近居する家族に対し、新築・取得・改修工事を行う世帯に対して工事費の一部助成を行いました。その評価でございますが、空き家・空き地情報バンクへ多くの空き家が掲載されることで空き家活用につながるとともに、子育て世帯に対する補助により、子育てに係る負担軽減等が図られております。一方、問題点といたしましては、市内の空き家件数に対して相続放棄等の問題でバンク登録数が少ないことや、子育て世帯は新築住宅を希望する世帯が多いため中古物件がなかなか活用されず、空き家の解消につながらないことが挙げられます。今後の取組方針でございますが、空き家・空き地情報バンクの登録件数について、広報媒体などで周知を行い、関係団体や庁内での連携により増加につなげるとともに、子育て住まいづくり支援費補助金の対象に多子世帯を追加しており、より一層の周知を図ってまいりたいと考えております。関連する主な事業といたしまして、383ページに定住促進空き家活用補助金について記載しておりますのでご参照ください。  第1目住宅管理費と第2目住宅建設費の主な支出の内容など詳細につきましては、住宅課長からご説明差し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 154 ◯植坂住宅課長 青色の表紙の主要な施策の成果説明書433ページをお開きください。まず、第1目住宅管理費の主な支出の内容についてご説明をいたします。4.市営住宅管理費の(1)及び(2)の維持補修費は市営住宅の施設修繕料や機械設備保守点検等にかかる委託料などでございます。  続きまして、434ページをご覧ください。一番上の(3)指定管理費は指定管理者への委託料でございます。その下の(4)管理事務費はアの市営住宅管理人への報酬や、エの(ア)チトセピアアパート共用管理費負担金などでございます。下段の(7)借上公営住宅借上料は平成13年度から公営住宅として借り上げている戸町団地及び松が枝団地の借上料でございます。6.住宅リフォーム支援費は(1)ながさき住みよ家リフォーム補助金を1,114件助成しております。一番下の行の(2)住宅性能向上リフォーム補助金は次の435ページをご覧ください。398件の助成を行っており、(3)子育て住まいづくり支援費補助金は36件の助成を行っております。8.【補助】既設公営住宅改善事業費の(1)矢上団地ほかでございますが、イ.工事費の表に記載のとおり、高島光町団地C棟の昇降路増築工事などを行っております。(2)小ヶ倉団地ほかは一番下の表に記載のとおり、外壁改修工事を行ったものでございます。  続きまして、436ページをご覧ください。9.【単独】既設公営住宅改善事業費、(1)川平団地ほかは排水管改修工事など行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ資料の632ページをお開きください。恐れ入りますが、横向きにしてご覧ください。土木費の欄の上から5段目、【補助】既設公営住宅改善事業費、矢上団地ほかから、その3つ下の【単独】既設公営住宅改善事業費、小ケ倉団地までにつきましては国の交付金の決定後に行う改修工事等が年度内に完了しなかったため、それぞれ翌年度繰越額の欄に記載の額を繰り越したものでございます。  恐れ入りますが、444ページにお戻りください。次に、主な不用額についてご説明いたします。中段の第1目住宅管理費の一番下、(4)【補助】既設公営住宅改善事業費におきまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で工事請負契約を締結できたことにより不用額が生じたものでございます。同じページの上に戻っていただきまして、(2)住宅リフォーム支援費の2つ目、子育て住まいづくり支援費補助金におきまして、別の国の補助制度であります次世代住宅ポイント制度も子育て世帯には活用されておりまして、子育て住まいづくり支援費補助金との重複ができないことから補助金が予定を下回ったことなどにより不用額が生じたものでございます。  恐れ入ります。436ページにお戻りください。次に、第2目住宅建設費の主な支出の内容についてご説明いたします。1.【補助】公営住宅建設事業費でございますが、(1)大園団地のIII期68戸と、次の437ページの(2)塩町団地44戸、(3)本河内団地60戸において、解体工事や駐車場整備工事などを実施したものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。再度、資料の632ページをお開きください。また横にしてください。土木費の欄の一番下、【補助】公営住宅建設事業費の大園団地ですが、国の交付金の決定後に行う周辺歩道整備工事が年度内に完了しなかったため、3,470万円を繰り越したものでございます。  恐れ入りますが、445ページにお戻りください。主な不用額につきましてご説明いたします。中段第2目住宅建設費の(1)【補助】公営住宅建設事業費におきまして、大園団地、塩町団地及び三原団地において制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で工事請負契約など締結できたことなどにより、不用額が生じたものでございます。  建築部からの説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 155 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 156 ◯五輪清隆委員 分からんので教えてください。434ページの下段のほうの(7)の借上公営住宅借上料に89戸とあって、戸町団地、松が枝団地ということですけれども、借り上げているということはどこが所有者なのか、入居対象者はどなたが入っているのかお伺いします。 157 ◯植坂住宅課長 借上住宅でございますけれども、まず戸町の団地に関しましては、所有者が今、新長崎商事というところになっておりまして、それから松が枝地区の団地に関しましては丸田屋というところが所有者になっております。  それで、入居対象者でございますが、これは市営住宅と同じ扱いになっておりますので、入居者といたしましては市営住宅の入居条件と同じということでやっております。 158 ◯五輪清隆委員 ちょっと分からないのは、こういう借上公営住宅を造った経緯と、そして、ここの2つの団地がいつできて、何年間の契約をしているのか。そして、私が計算すれば年間で7,667万5,200円ですから、89戸で割ると、戸町のほうが少し安いんですけれども、2つ月平均すると1戸当たりで月7万1,793円かかっているんですよね。そうなったときに、まさに7万円といえば戸町地区とか松が枝地区でいえばマンションなんですね。それで、まずその経緯とか何年までの契約になっているのか、築何年なのか、そこについて教えてください。 159 ◯植坂住宅課長 まず、戸町団地でございますが、これは供用開始を平成13年5月1日から開始しておりまして、借上年数は20年間ということになってございます。それから、もう1つの松が枝団地でございますが、こちらは平成13年9月1日からの供用開始で、こちらも借上年数は20年ということになってございます。  平成13年当時、まず市営住宅を整備していく中で、やはり優良な賃貸住宅を整備するという目的でございまして、市営住宅の中でも少し立地のいいところに関しましても、少し市が補助することで、我々が造る市営住宅以外に民間住宅も活用していきながら優良な住宅を供給するというところで、平成13年から始まっているという経緯でございます。  以上でございます。 160 ◯五輪清隆委員 私、今回こういうのは初めて聞いたんですけれども、そういうものについては今、入居者が1人幾ら家賃を払っているのか教えてください。それと、一時期は高収入というか城山台とか三芳町がありましたよね。あのとき私が言っていたのが、そういう収入がある人についてはそっちのほうに入居したらどうかということで、いま現在はほぼ埋まっている状態なんですけれども、これを造った経緯というところで、その当時のニーズの中で城山台とかは別で、私が思うのは普通、市営住宅は低所得者のための住宅であって、そのためにあえてこういう20年間の契約をする必要性があったのかというのは、私は疑問です。当然、民間がそういう事業を受けて建設したわけですから、民間についてどうのこうの言う気はないんですけれども、このアパートというのは建設費の中に、国からの補助とか県とか市からの補助は入っていないんですか。 161 ◯植坂住宅課長 先ほどの質問なんですけれども、建設費の補助に関しまして国からの補助がありまして、家賃の補助に関しましては市単独の補助になります。 162 ◯山北建築部長 家賃自体は、その収入によって変わりますので、要は収入によって変わっていくという形なので、低所得者という理解をしていただいて結構だと思います。ただ、場所的にやはり松が枝とか戸町は便利なので、その場所の係数があって、まず基本的なベースの家賃が収入によってありますので、その金額を払っていただいています。例えばなんですけれども、松が枝の数字は覚えていないんですが、大園なんかの新築で一番低い収入であれば3LDKで約3万5,000円とか4万円とかそれぐらいだったと思います。それぐらいの金額を払っていただいています。  この借上公営住宅自体は、国の制度で一時期ございました。その中で民間に建設を任せて、共通部分に対して市と国と県と補助を出して、住宅を建てていただくと。それで、20年間借り上げて、周辺の家賃で私どもが借り上げてお支払いをして、うちはうちで収入は収入分に応じてお金をもらうというような制度でして、それ自体はこの2件だけで制度上はやめさせていただいて、来年度はもう両方とも最終的な終期を迎えることになっておりますので、今ずっと退去の交渉を進めさせていただいている状況でございます。  以上でございます。 163 ◯五輪清隆委員 国の制度、国の関係でこうなったんだろうということで思っていましたけれども、特に市営住宅については、半分までいかんけど半数、50%近くが国の補助でされていますよね。その中で、私がずっと言っていたのは、空き駐車場については民間に貸したらどうかと言っても、当然国の補助が入っていることによってそれができないという状況ですから、私は例えば国の制度ですから私は別にどうと思わんとですけど、年間7,600万円、それをずっと20年間払うというのは、15億円ぐらい払うわけですね。そうなったときに、これが実質、長崎市が家賃としてもらう金額と、市が相手にお金を払う7,600万円を引いたときに、毎年どれぐらい実際的に税金としてマイナスになっているんですか。例えば、家賃収入が幾らで、そしてそこの2つの団地の貸主にやっているのか。ここについて教えてください。当然、入居者が少なくなれば収入として減っているんでしょうけれども、分かっている範囲で結構ですから、例えば去年とかで教えてください。 164 ◯山北建築部長 すみません。今、収入については調べさせていただいて、ちょっとだけお時間をいただきたいと思います。申し訳ございません。 165 ◯西田実伸委員 調べてもらうなら、ついでに調べてください。今、何人入居しているのかというのと、この予算がその家賃の補填に充てているのか、並びに建設費に対して払っているのかと。平成13年当時、いい話を先輩たちから聞いとったものですから、鳴り物入りで建てたと。ところが、もう何年か前から、人を入れないという話も聞いたような記憶があるものですから、含めてよろしくお願いいたします。  質問です。不用額のところの説明で、444ページの下、(2)住宅課のところの子育て住まいづくり支援費補助金において、別の国の補助も活用されておりとあったんですけれども、ここのシステムがよく分からないので詳しく説明をしてください。 166 ◯植坂住宅課長 子育てリフォームの不用額の件で先に説明させていただきます。  ここの補助制度は消費税の増税の影響を受けまして、国のほうが国の次世代ポイント制度といいまして、例えば新築でありましたら、30万円から35万円のポイントがつく。これは現金と同様に使えるポイントです。それから、あと改修や中古の住宅購入でも国が45万円から60万円まで、例えば若い世代に対しては60万円まで改修費を出すという制度が、増税の影響で昨年度1年間だけ限定であるんですが、その補助制度がございました。それで、我々市の補助金が新築は20万円、それから改修工事が40万円ということでそれぞれ金額が少ないということで、併用ができないということもありまして、国のほうに流れたものだと思われます。  以上です。 167 ◯西田実伸委員 今の答弁は国内の話ですかね。〔「はい」と言う者あり〕ですよね、国内の話。そうしたら、ごめんなさいね、この文章が、別の国の補助も活用しておりって書いているものだから、どこかのよその国かなと思って質問したんですが、もう一度修正か何かあればお願いします。 168 ◯植坂住宅課長 文章の表現がまずくて申し訳ございません。これは、別の国、ではなくて、別に国の補助が、という意味でございます。  以上でございます。
    169 ◯永尾春文委員 青い表紙の383ページ、定住促進空き家活用補助金のことでお尋ねします。  今回目標値が1件で実績値が1件になっておりまして、決算で171万7,685円になっております。一方で、444ページに不用額の説明がありますが、(3)下のほうですけれども、定住促進空き家活用費において、申請件数が予定を下回ったと、231万2,000円、目標は達成しているものの申請件数が予定を下回って231万2,000円というのがよく分かりづらいので説明お願いいたします。 170 ◯植坂住宅課長 青の資料の先ほどの383ページの表をご覧ください。  その383ページの表に、事業名としては定住促進空き家活用補助金ということで書いておりまして、この中には事業概要にありますように3つの補助金からなっております。1つは移住支援のリフォーム補助、それからあともう1つは特別に使う特定目的、それから3番は空き家の家財処分ということでこの3つの補助になっておりますけれども、こちらの成果のところに関しましては、先ほど3つある補助の中の移住支援リフォームでの数値になっておりますので、この表としては1件の目標で1件になっておりますが、全体で見たときにはゼロのところもありますので、先ほどの不用額のところでいきますと補助金全体としては足りなかったということになります。  以上でございます。 171 ◯永尾春文委員 こちらの当初予算は幾らだったのか教えてください。 172 ◯植坂住宅課長 当初予算に関しましては、定住促進空き家活用補助金で403万円になります。  以上です。 173 ◯永尾春文委員 分かりました。要するに、3つある中で、(1)のリフォーム補助だけ何とかそういう申請があって活用されたということですね。あとほかに関してはゼロ件ということで、課題としてあるのが事業の周知を図っていくということになりますが、ここでまず1つは目標の設定の在り方ですが、過去の実績を勘案して設定したと書いております。今回まだ1件ですので、また1件なのか、要するに移住支援とともに空き家の活用というのがこの中には大きく目的としてある中で、先ほどからずっと空き家の取組について充実を図っていくべきではないかという意味では、そういう現状に応じて目標を立てて決めていくことが重要ではないかと思うんですけれども、1つはその目標についての今後の考え方をお聞かせください。 174 ◯植坂住宅課長 空き家の移住リフォームに関しましては、委員おっしゃられますように空き家の活用と移住支援と両方の側面からということでこの補助はスタートしております。当初に比べますと、どうしてもなかなか数字が伸びない点もございますが、ちなみに今年は2件、もともと当初予算で取っておいたんですが、9月のここの委員会の場で今後も見据えてということで、あと4件を追加して今回6件にしておりますので、今後は空き家の活用もありますが、移住支援と定住促進、その辺に合わせた形で、やはりもう少し制度もまだ空き家バンクの要綱であったりとか、少し使いにくいところとかもありますので、我々もそこも見直すところは見直して、単に空き家の活用だけではなくて移住支援につながる形で考えていきたいと思います。  以上でございます。 175 ◯永尾春文委員 分かりました。もう1つ、青の表紙435ページ、この定住促進空き家活用費をもう少し具体的に見ると、印刷製本費とリフォーム補助金と2つに分かれております。この印刷製本費が121万7,685円ということですが、ある一定金額をかけてご用意されているかと思うんですが、移住ということもあればスマホとかそういうSNSを活用してもっと気軽に、今ペーパーレスになってきておりますけれども、そういったことも周知のためには重要かと思いますが、この印刷製本費にはそのようなことが含まれているのか、またなければ今後どのように考えておられるのかお聞かせください。 176 ◯植坂住宅課長 ご質問の件ですけれども、まず今回の補助金に含まれております印刷費に関しましては、長崎市の広報ながさきの中に折り込みで全市民に配るような形になって、見られたかと思いますが、この中に我々の持っております空き家の活用とか、それからあと建築指導課のほうで持っております空き家の除却であったりとか、そちらも全部入れて、空き家としてワンストップに見れるような形のものを作っております。これを毎年入れております。この印刷費が入っている状況でございますので、委員おっしゃるように、ペーパーレスの時代ということもありますので、中身的にはホームページでもしておりますけれども、先ほどおっしゃったようなSNSとかもう少し有効的な周知の仕方をもう少し考えていきたいなと思います。  以上です。 177 ◯永尾春文委員 この事業そのものが移住支援ということですので、県外、市外の方が手元で見られるような仕組みづくりをぜひ検討していただきたいと思います。  以上です。 178 ◯山北建築部長 借上公営住宅の家賃のほうはまだ調べているんですけれども、人数については令和2年4月1日現在で戸町が16戸、松が枝が22戸、入居状態でございます。  それから、建設費の補助なんですが、それぞれ合わせて2件で1億4,200万円ぐらいの補助を出しております。そのときの建設費の全体の事業費が11億5,000万円ぐらいなので、15%以下ぐらいなんですが、共益部分、例えば階段であったりとか、そういう部分に対して補助が出ますので、その分で1億4,000万円ぐらいの補助を出しているという状況でございます。  以上でございます。 179 ◯五輪清隆委員 何かひどく立派なような、私は見たことないので分からんとですけど、市営アパートといいながら契約が20年間ですから平成13年からすればあと1年ということで、これは入居募集はしていないんですか。 180 ◯植坂住宅課長 現在、どちらも入居募集はしておりません。  それと後、借上げの期間が20年なので、直近でいきますと戸町の団地が令和3年4月末までで20年たちます。それと、松が枝のほうは来年の8月がちょうど20年たつ期間になります。  以上です。 181 ◯五輪清隆委員 そうしたら、当然入居者が少なければ収入がずっと減って、かなり税金を含めて出しているんでしょうけど、今回の決算の中で7,667万円の決算が上がっていますけれども、この中に施設修繕費とかそこら辺りというのは入っているんですか。 182 ◯植坂住宅課長 施設の修繕に関しましては、民間の事業者で行っております。  以上でございます。 183 ◯五輪清隆委員 例えば、建屋自身の所有者が民間の企業ですから、20年もたてば壁がひび割れたりとかそういったのも含めて、そこら辺りについては長崎市は一切関係ないということですか。  それと併せて、契約で分からないのが、例えば戸町団地であれば、年間幾らとかそういう契約の仕方なのか、それとも20年ですから20年トータルで契約しているのか、そこら辺りはどうなんですか。契約のやり方というか。 184 ◯植坂住宅課長 契約に関しましては、平成13年当時にそれぞれの団地ごとにまとめて20年間の契約ということでしております。そのときに一括の契約です。  以上です。 185 ◯五輪清隆委員 一括でしたら20年間、幾らで契約しているんですか。ただ単純に89戸で両方一緒にすれば、7,600万円か幾らですから、その実績を見れば、20年であれば15億円ぐらいの計算になると思うんですけれども、幾らの契約をしているのか。当然そうなったとき、私が民間の所有者であれば、市のほうが入居募集しなくて、当然契約がなければ全然関係ないんでしょうけど、そこら辺りの契約の中身について教えてください。 186 ◯植坂住宅課長 まず、例えば戸町の団地を例にとりますと、借上料20年間で7億929万6,000円ということで、まず当初の契約を結んでおりまして、その後一遍に払えませんので、20年間をかけて分割して家賃補助しているという状況でございます。それは、松が枝のほうも同じ形態でございます。  以上です。 187 ◯五輪清隆委員 そうしたら、貸しているほうは、例えば極端に言えば、全然入居しなくてもこれだけのお金が入るということですたいね。そうなったときに、今現在は四十何戸のうちの16戸とか、四十何戸で22戸ですけれども、これはもう半年ぐらいしかないから入居を止めているんでしょうけれども、前の段階はどうだったんですか。民間が建てたということで、よっぽどいい市営アパートみたいな感じがするわけですけれども、入居の状況は、例えば2、3年ぐらいはどうだったのか、もし分かれば教えてください。  というのは、両方含めて20年間で15億円払いますよって契約は決まっとるとやけん、そうしたら、市は入居を100%近く埋めてから、それを家賃収入としていただいて、その差額をやはり縮めないといかんと思いますよ。そうなったときに、今回は契約終了の半年前だからということで、入居を止めていることは理解しますけれども、今までの状況はどうだったんですか。そして、例えば7億円を20年で割れば大体1年間出てくるんですね、それは収入に対して、契約している金額との差が幾らぐらいだったのかなと。ここでは直接関係なかごともあるけど、初めて見てから聞いて、そういう状況でしたので、教えてください。 188 ◯植坂住宅課長 家賃の補助に関しましては、当初の契約に基づきまして、もともと例えば47戸、戸数があれば、その数に関しましての家賃補助という形になりますので、おっしゃられるように、例えば入居の数が減ったとしても、家賃の補助としては一定になるという形になります。〔発言する者あり〕申し訳ございません。入居の状況は、今、数字を確認いたします。 189 ◯山北建築部長 入居の状況については、もう数年前まで満杯の状態だった。空き家を募集に出せばすぐ埋まるという状況でしたので、当然私どももできるだけ収入を得て、私どもの支出を減らすという努力はしてまいりました。  ただ、やはり今後出していかないとというか、来年の4月末までに返さないといけないので、それでもう今は募集を止めて、どんどん出しているような状態です。もし、今度反対に残ってしまえば、補償という話になる可能性もありますので、私どもとしては努力して期限までに出すというのを今、目標にやっております。  以上です。 190 ◯五輪清隆委員 再度、確認しますけれども、2つの所有者との話の中で、来年の4月ですからもう1年もないわけですけれども、もうここで契約打切りということにしているんですか。 191 ◯山北建築部長 両方の所有者とも話合いをさせていただいて、お返ししますということで契約をそのままきっちりということで話をしております。 192 ◯筒井正興委員長 さっきの五輪委員の資料は出ましたか。 193 ◯迫頭住宅課管理係長 先ほどの五輪委員からのご質問で、まず今の2つの借上住宅に残っている世帯の数、あと収入の話なんですが、これは令和元年度の1年間で入った収入の統計を取ったんですが、戸町でいきますと761万1,689円、それから松が枝住宅につきましては844万3,465円となっております。  以上でございます。 194 ◯五輪清隆委員 そうしたら、入居者の家賃は結構安かごたるね。例えば、松が枝であれば、1年間で維持費を除けば4,121万円ですから、844万円ということは1年間で3,300万円ぐらいが税金ですよね。戸町のほうも2,800万円ぐらいですから7,600万円のうち収入が入ってくるのが1,600万円ぐらいですから、年間6,000万円ぐらい出しよるとですよね。そして、こうなったときに、私が思うのは、契約1戸当たりの契約を見たときに、20年前どういう算出でしたか分からんけれども、ただ単純に計算すれば民間業者と年間で1戸約85万円ぐらい。仕切り相場7万3,000円ぐらいですから、1戸当たり85万円ぐらいの計算をして、そして現状を見たときに、毎年6,000万円ですから、15年すれば相当な額たいね。もう終わってしまうのに、いろいろ言うともあれでしょうけど、やはりこういうものについては、ある程度、国からの指導とかそういうのがあってするにしても、20年前の通常の市営住宅と比較をしたときに、本当にこの金額が家賃を含めて適正だったのかと私は思いますよ。  例えば、大園団地も含めていろいろしていますけれども、低所得者というのは理解しますけれども、こういうこと自体があれですけど、最後にお聞きしますけれども、残り入っている38戸の人は期限までに確実に退去できるように入居の話をしているんですか。 195 ◯植坂住宅課長 退去の期限の半年前には明渡しの通知を送りまして、今、実際に入られている方とも個別にお話をしておりますので、契約書上もそうですが、我々もこれから少しお話をさせてもらって確実に期限までに出ていただけるように努力していきたいと思います。  以上でございます。 196 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時51分=           =再開 午後2時54分= 197 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第7款商工費第1項商工費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 198 ◯片江まちづくり部長 第7款商工費第1項商工費のうち、まちづくり部所管分は第4目観光費でございます。  白い表紙の事項別明細書は256ページ、257ページをお願いいたします。第4目観光費の予算現額41億4,322万7,760円、支出済額39億4,521万3,120円、翌年度繰越額4,560万4,734円、不用額1億5,240万9,906円のうち、まちづくり部所管分につきましては1枚めくっていただきまして259ページをお願いいたします。右側の備考欄の下段でございますが、7.夜景観光推進費の、さらに1枚めくっていただきまして261ページになりますが、右側の備考欄の最上段にございます3.観光施設等ライトアップ事業費及びさらに1枚めくっていただきまして263ページとなりますが、その右側の備考欄の中ほどの13.【補助】景観まちづくり刷新事業費の1.夜間景観整備実施設計及び2.夜間景観整備でございまして、その額は企画財政部提出の一覧表39ページの6行目に記載がございますけれども、予算現額5億1,040万5,860円、支出済額4億6,221万4,735円、翌年度繰越額4,560万4,734円、不用額258万6,391円となっております。また、黄色の表紙の審査意見書44ページ、45ページも併せてご参照いただきたいと思います。  次に、主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果につきまして、ご説明いたします。青色表紙の主要な施策の成果説明書は324ページをお願いいたします。個別施策A3-1「長崎独自の観光資源を掘り起こし、磨きます」でございますが、令和元年度の取組概要としましては平成29年5月に策定しました環長崎港夜間景観向上基本計画に基づきまして、稲佐山などから見る遠景の夜景みがきと、夜のまち歩きを楽しむための中・近景の夜間景観づくりの2つの視点から夜間景観の魅力向上に取り組むため、国の景観まちづくり刷新支援事業を活用して平和公園エリアの平和祈念像や、東山手・南山手エリアの大浦天主堂などにおきまして整備を行ったものでございます。今後の取組方針ですが、令和2年度は中・近景の夜間景観づくりとしまして東山手・南山手エリア、中島川・寺町エリアにおきまして整備工事を進めるとともに、館内・新地エリアにおきましては実施設計を進めることとしております。なお、令和3年度以降も計画的に整備を進めていく予定としております。同じページの下段に、関連する主な事業といたしまして、【補助】景観まちづくり刷新事業費、夜間景観整備実施設計及び夜間景観整備を記載しておりますのでご参照いただきたいと思います。  なお、主な支出の内容等につきまして、都市計画課長から説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 199 ◯赤倉都市計画課長 青色の表紙の主要な施策の成果説明書334ページをお開きください。第4目観光費のうち、まちづくり部所管分の主な支出の内容についてご説明いたします。  恐れ入りますが2枚めくっていただきまして338ページをお開きください。中ほどの7.夜景観光推進費のうち、下段の(3)観光施設等ライトアップ事業費でございますが、これは夜景の魅力向上を図るため、平成7年度より観光施設等のライトアップを行っており、そのための維持管理及び民間施設の電気代の一部負担を行ったものでございます。  恐れ入ります、ページが少し飛びますが、349ページをお開きください。中ほどの12.【補助】景観まちづくり刷新事業費でございますが、(1)夜間景観整備実施設計は国の景観まちづくり刷新支援事業を活用し、中島川・寺町地区や西坂・諏訪の森地区の照明設備の実施設計と、設計・工事に当たっての照明監修者によるデザイン検討業務を行ったものでございます。その下、(2)夜間景観整備は平和公園地区、館内・新地地区、東山手・南山手地区などにおいて照明設備や街路灯の整備工事を行ったものでございます。なお、表の1行目の平和公園地区及び3行目の市道西小島館内町1号線につきましては平成30年度に前払金の支出を行っております。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。同じ資料の629ページをお開きください。下から3段目の【補助】景観まちづくり刷新事業費、夜間景観整備におきまして、民間施設等における照明設備の位置の調整や、他工事との工程調整が生じたことなどにより、中島川・寺町エリア及び斜面市街地の整備に係る費用について、翌年度に繰り越したものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審査くださいますようお願いいたします。 200 ◯筒井正興委員長 それでは質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時0分=           =再開 午後3時0分= 201 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 202 ◯片江まちづくり部長 第10款教育費第6項社会教育費のうち、第3目文化財保護費のまちづくり部所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は306ページ、307ページをお願いいたします。下段のほうに記載をしております第3目文化財保護費の予算現額10億6,728万6,388円、支出済額9億595万5,343円、翌年度繰越額につきましては継続費逓次繰越及び繰越明許費を合わせまして1億2,783万368円、不用額3,350万677円のうち、まちづくり部所管分につきましては右側の備考欄の下段に記載をしておりますが、1.文化財保護推進費の、1枚めくっていただき309ページ、右側の備考欄の上段に記載をしております4.歴史的風致維持向上計画推進費でございまして、その額は企画財政部提出の一覧表資料の39ページ、20行目に記載をしておりますが、予算現額94万8,000円、支出済額78万8,370円、不用額15万9,630円となっております。  青色の表紙の主要な施策の成果説明書につきまして525ページをお願いいたします。主な支出の内容でございますが、下段のほうに記載の1.文化財保護推進費の(3)歴史的風致維持向上計画推進費につきましては、1枚めくっていただきまして526ページ上段に記載しておりますとおり、長崎市歴史的風致維持向上協議会の開催や、国の認定を受けました歴史的風致維持向上計画の冊子の作成などに係る経費を支出したものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審査いただきますようお願いいたします。 203 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時3分=           =再開 午後3時4分= 204 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、第9款及び第11 款の審査に出席予定の理事者が他の委員会に出席 しているため、第152号議案の審査を中断し、第 155号議案以降の審査を繰り上げて行うことに決定 した。〕 205 ◯筒井正興委員長 それでは、第155号議案「令和元年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 206 ◯松浦土木部長 第155号議案「令和元年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は372ページから375ページ、青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は591ページから593ページ、そして繰越しについては627ページ及び634ページ、黄色い表紙の審査意見書は55ページ及び69ページから70ページでございます。  それでは、白い表紙の事項別明細書372ページ、373ページをご覧ください。歳入の決算総額は373ページ、右から4列目の収入済額最下段に記載の合計額11億3,894万2,478円で、対前年度に比べて70億4,225万3,848円、86.1%の減となっております。  次に、歳出でございますが、374ページから375ページでございます。歳出の決算総額は375ページ、右から4列目の支出済額最下段に記載の合計額9億6,626万7,554円で、対前年度に比べて71億4,888万4,757円、88.1%の減となっております。歳入歳出とも大幅な減となっておりますが、これは主に平成30年度において交流拠点施設用地の有償所管換えを行い、増となっておりましたけれども、令和元年度はその特殊要素がなく通常ベースとなったものでございます。  詳細につきましては、用地課長のほうからご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 207 ◯川添用地課長 それでは、土木部提出の委員会資料に沿って、ご説明させていただきます。  初めに、土地開発基金と土地取得特別会計の仕組みについて、一般的な用地の先行取得と有償所管換えの流れをご説明いたしますので、恐れ入りますが、委員会資料の11ページをお開きください。左側に用地を取得するフロー図を、右側に有償所管換えを行うフロー図を記載しております。左側の用地を取得するフローからご説明いたします。土地取得特別会計は土地開発基金の資金を借りて土地の先行取得を行っております。黒い矢印の用地取得を行う際には矢印2)のとおり、地権者へ土地代金等の支払いを行う必要がございますので、事前に矢印1)のように土地開発基金から資金を借り入れて、用地取得を行うこととなります。ここまでが用地取得の流れです。次に、右側の有償所管換えのフローについてご説明いたします。用地の有償所管換えは先行取得した事業用地を一般会計で買い戻す場合と、代替地等として払い下げるため一般会計所管換えを行う場合がございます。まず、事業課が事業用地を買い戻す場合は事業課の一般会計から土地取得特別会計へ矢印1)のように土地代金の支払いがあります。この場合、現在価格に関係なく、取得した時点の価格で買戻しを行い、その額が矢印4)のように土地開発基金に償還されます。また、代替地等においては現在価格で払下げを行うため、現在価格が取得価格と同額であれば矢印1)で支払われた土地代金がそのまま矢印4)で償還されますが、現在価格が取得価格を下回る場合は償還金が不足することとなりますので、あらかじめ矢印2)のとおり土地開発基金からその差額を繰入金として補填し、土地開発基金への償還を行うこととなっております。なお、令和元年度につきましては平成30年度に繰越しを行った公共用地取得費が契約解除により不用額となりましたので、3)の金額も併せて矢印4)のとおり償還をすることとなります。以上が用地取得と有償所管換えの流れとなります。  では、恐れ入りますが、委員会資料の1ページにお戻りください。それではまず、歳入についてご説明いたします。表の左上に記載しております第1款財産収入第1項財産運用収入第1目財産貸付収入の収入済額につきましては、右から5列目の太枠で囲った収入済額2)をご覧ください。上から3段目、151万3,593円で、これは本会計で取得した土地を公共用地などに利用するまでの間、一時的に貸し付けたもの及び基金の現金を一般会計へ繰替え運用している貸付金の利子でございます。次に、第2項財産売払収入第1目不動産売払収入は4億3,156万6,276円で、これは先行取得した用地を一般会計へ有償所管換えしたことによるものでございます。内訳につきましては3ページに令和元年度不動産売払収入一覧を、また4ページから10ページには各事業の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。なお、資料1ページの左から5列目の補正予算額1億173万4,000円につきましては資料下の欄外、米印の1に記載のとおり、本会計で先行取得していた土地等を令和元年度において各事業課の一般会計で追加して有償所管換えをするため増額補正を行ったものでございます。次に、第2款繰入金第1項土地開発基金繰入金第1目土地開発基金繰入金は1億1,901万3,756円で、これは主に本会計で保有している土地を代替地などとして払い下げる際、売却価格が取得価格を下回る場合は差額が生じますが、その差額を土地開発基金から本会計に繰り入れたことによるものでございます。次に、第3款諸収入第1項雑入第1目雑入は5億2,080万4,838円で、事業用地の先行取得に伴う土地開発基金からの借入金でございます。次に、第4款繰越金第1項繰越金第1目繰越金は前年度からの繰越し6,604万4,015円でございます。続きまして、主な予算現額と収入済額との比較についてご説明いたします。表の1番下の行ですが、歳入合計の右から2番目に記載しておりますとおり予算現額と収入済額において総額6億3,938万5,537円の差が生じておりますが、その主な理由といたしましては資料の右端の欄に記載してありますとおり第1款財産収入第2項財産売払収入第1目不動産売払収入において本会計で先行取得していた事業用地の一般会計への有償所管換えが見込みを下回ったこと等により不動産売払収入が6,134万6,724円の減となったこと及び第3款諸収入第1項雑入第1目雑入において事業用地、代替地の取得が見込みを下回ったことから、土地開発基金からの借入れが5億7,919万5,162円の減となったものでございます。
     続きまして、歳出についてご説明いたします。恐れ入りますが、委員会提出資料の2ページ及び青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書の592ページも併せてご覧ください。まず、委員会提出資料2ページの左上の第1款土地取得事業費第1項土地取得事業費第1目公共用地取得費の支出済額につきましては右から4列目の太枠で囲った支出済額2)の上から3段目、4億1,048万4,668円でございますが、これは本会計で取得した事業用地及び建物移転等の補償及び事務費でございます。この内容につきましては青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書では592ページになりますが、上段の表の下に第1目公共用地取得費の支出済額4億1,048万4,668円の内訳を記載しております。主なものといたしましては(1)用地費、ア.用地購入費等でございまして、令和元年度中に本会計で取得した事業用地及び建物移転等の補償について事業別に記載しております。次に、委員会提出資料の2ページの第2目土地開発基金借入金償還金は支出済額5億5,578万2,886円で、これは土地開発基金からの借入金に対する償還金でございます。なお、補正予算額2億1,897万7,000円につきましては、資料下の欄外、米印の1に記載のとおりでございます。  続きまして、翌年度繰越額についてご説明いたします。表の右から3列目の翌年度繰越額3)の上から3段目、第1目公共用地取得費の合計で1億7,267万4,924円となっております。これは17節公有財産購入費及び22節補償、補填及び賠償金におきまして土地売買契約及び建物移転等補償契約を締結したものの、年度内に移転が完了しなかったため、翌年度に繰り越したことによるものでございます。  次に、不用額についてご説明いたします。表の右側の欄に主な不用額の説明を記載しておりますが、上から3段目、第1款土地取得事業費第1項土地取得事業費第1目公共用地取得費の不用額5億8,529万1,423円ですが、主なものは事業用地の取得が予定を下回ったこと等により不用額が生じたものでございます。  最後に、関連して土地開発基金の運用状況についてご説明をさせていただきます。誠に恐れ入りますが、再度、青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書中の593ページをお開きください。ページ下にあります土地開発基金の運用状況表、右上の欄になりますが、令和元年度末の土地開発基金の現在高は64億5,578万9,141円となっており、内訳は現金が26億7,637万4,711円、債権は37億7,941万4,430円となっております。現金につきましては、常時、一般会計へ繰替運用をしており、また、債権につきましては土地取得特別会計で用地の先行取得及び補償を行う際、基金から土地取得特別会計へ貸付けを行っているものでございます。なお、括弧書きの数字は出納整理期間の収支を加味した5月末現在の数値でございます。  説明は以上でございます。よろしく審議賜りますようお願いいたします。 208 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第155号議案「令和元年度長崎市土地取得特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 209 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時20分=           =再開 午後3時21分= 210 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 211 ◯松浦土木部長 第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」について、その概要をご説明いたします。白色の表紙の事項別明細書は384ページから387ページまで、青色の表紙の主要な施策の成果説明書は597ページから600ページまで、黄色の表紙の審査意見書は73ページから75ページまでに記載しております。  それでは、青色の表紙、主要な施策の成果説明書の597ページをお開き願います。収支状況は記載のとおり歳入総額の3億5,995万603円に対しまして下の表の歳出総額3億5,993万790円、歳入歳出差引額は1万9,813円となっております。前年度との比較では歳入が10.1%の減、歳出が10.1%の減となっております。  なお、決算内容の詳細につきましては、お手元に提出しております委員会資料に基づき土木企画課長からご説明させていただきます。私からの説明は以上でございます。 212 ◯谷口土木企画課長 それでは、別途土木部より提出しております委員会資料に基づきまして令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算につきましてご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。まず、1.市営駐車場の概要につきましてご説明いたします。(1)市営駐車場の目的と役割でございますが、本市の駐車場事業は道路交通の円滑化、安全で快適な生活環境の形成を図ることを目的とし、これらの阻害要因となります路上駐車車両を収容するために主要な観光地や公共施設の周辺などに市営駐車場を7か所設置し、駐車場事業特別会計により事業運営を行っております。このうち、茂里町地下駐車場につきましては現在、地下式から平面自走式に再整備中であり、代替駐車場として茂里町仮設駐車場を運営しておりますが、令和3年2月1日からは再整備中の茂里町駐車場が供用開始する予定でございます。また、令和2年3月28日には長崎駅西口自動車整理場の供用を開始しており、現在、8か所の市営駐車場を運営しております。次に、中ほどの(2)収容台数と管理運営としまして市営駐車場の概要を表に取りまとめておりますが、左から順に駐車場名、開設年、収容台数、指定管理者名等をそれぞれ記載しております。収容台数はバス、普通車及び二輪車を合わせまして一番下の欄の中ほどに記載のとおり1,262台となっております。また、各駐車場の管理運営は表の右から2列目に記載のとおり指定管理者制度を導入しておりますが、表の下から3行目の茂里町地下駐車場につきましては現在直営で管理しておりますけれども、再整備中の茂里町駐車場につきましては令和3年4月1日から指定管理者制度を導入する予定でございます。その下の長崎駅西口自動車整理場につきましても現在直営で管理しておりますが、令和3年4月1日から指定管理者制度を導入する予定でございます。  2ページをお開きください。次に、2.駐車場事業特別会計収支決算につきましてご説明いたします。駐車場事業の収支につきまして令和元年度と平成30年度の決算を歳入、歳出ごとに表に取りまとめております。まず、上段の歳入でございますが、一番上の1.使用料及び手数料は3億2,696万6,682円で、内訳としましては駐車場使用料が3億2,637万8,054円、携帯電話の無線基地局の設置等にかかる土地使用料等が58万8,628円となっております。このうち、駐車場使用料につきましては対前年度比2,875万7,976円の減、率にしまして8.1%の減となっております。この減の主な理由といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響によるクルーズ船の入港や観光バス、観光客の減少などによる利用者数の減少などによるものと考えております。次に、2.財産収入は394万5,161円で、これは松山町駐車場などに設置しております自動販売機の建物貸付収入でございます。対前年度比58万4,999円の増、率にして17.41%の増となっております。この増の主な要因としましては自動販売機の設置に係る行政財産の貸付けにつきまして、制限付一般競争入札を行ったことにより貸付料が増したものでございます。次に、3.繰越金はゼロ円でございます。これは平成30年度の決算におきまして歳入から歳出を差し引いた決算剰余金がゼロ円でございましたので、前年度から皆減となっております。次に、4.諸収入は53万8,760円で、これは駐車場内に設置しています自動販売機などの電気使用料や、県営野球場駐車場との共通のプリペイドカード作成に係る長崎県からの負担金を受け入れたことなどによる収入でございます。対前年度比4,350円の増、率にして0.81%の増となっております。次に、5.市債は2,850万円で、これは後ほどご説明いたします桜町駐車場、平和公園駐車場、茂里町地下駐車場の施設整備事業において借り入れた公営企業債でございます。対前年度比320万円の増、率にして12.65%の増となっております。次に、繰入金はゼロ円でございます。これは茂里町地下駐車場の建設に係る起債の償還が終了したことにより、収支不足を補うための赤字補填分と、ルール分に係る一般会計からの繰入れがなくなったためであり、前年度から皆減となっております。以上、歳入の合計といたしましては歳入欄の一番下段に記載のとおり3億5,995万603円で、対前年度比4,026万3,889円の減、率にして10.06%の減となっております。次に、下段の歳出でございますが、一番上の1.駐車場費は指定管理者に支払う駐車場管理委託料、修繕料や施設整備費などの事務費並びに駐車場施設整備基金積立金で3億4,655万6,781円を支出しており、対前年度比1億3,676万332円の増、率にして65.19%の増となっております。主な増の理由といたしましては平成30年度に、将来必要となる駐車場施設整備に要する経費を積み立てるために創設をいたしました駐車場施設整備基金へ1億1,045万1,734円の積立てを行っていることによるもので、対前年度比1億848万4,099円の増となっております。次に、2.公債費は駐車場施設の改修などに要した起債の元利償還金で1,337万4,009円を支出しており、対前年度比4,194万8,618円の減、率にして75.83%の減となっております。主な減の理由といたしましては茂里町地下駐車場に係る償還元金や償還利子が減少したことによるものでございます。次に、3.予備費でございますが支出はございません。次に、繰出金は今まで市の一般会計へ繰り出していた金額を、平成30年度に創設した駐車場施設整備基金へ積み立てることになったために皆減となっております。以上、歳出の合計といたしましては歳出欄の一番下段に記載のとおり3億5,993万790円で、対前年度比4,028万3,702円の減、率にして10.07%の減となっております。なお、最下段の歳入から歳出を差し引きました決算剰余金としまして、1万9,813円が生じております。これは歳出の額が当初見込みより減したために、歳入決算額と歳出決算額の差額となる駐車場施設整備基金積立金を減額して決算剰余金をゼロ円とする調整を行いましたが、その後に松山町駐車場に設置されている携帯電話基地局の電気代として諸収入1万9,813円の入金があったために、決算剰余金が生じたものでございます。  3ページをご覧ください。次に、3.令和元年度駐車場別収支決算書でございますが、これは先ほど2ページで説明しました令和元年度の駐車場事業特別会計収支決算を駐車場別に記載したものでございます。表の下から2行目は各駐車場の収支となりますが、茂里町地下駐車場以外の駐車場につきましては公債費の負担を含めましても歳入が歳出を上回っている状況でございます。  4ページをお開きください。次に、4.駐車場利用状況でございますが、過去3か年の各駐車場の利用状況の推移を表に取りまとめたものでございます。表の右から2列目には令和元年度と平成30年度の比較を、一番右端には主な増減の理由を記載しております。表の中ほどに記載の松が枝町駐車場及び松が枝町第2駐車場、その2つ下の茂里町地下駐車場におきましては使用料収入が前年度と比較しまして10%以上減少しておりますが、これは新型コロナウイルス感染症の影響によるクルーズ船の入港数や観光客等の減少、またブリックホール利用者の減少などにより、利用台数及び使用料収入ともに減少したことによるものと推測しております。なお、令和元年度の全体の利用状況としましては黒枠で囲んだ欄の一番下の段に記載のとおり利用台数が58万4,362台となり、対前年度比6.69%の減、また、使用料収入が3億2,637万8,054円となり、対前年度比8.1%の減となっております。  5ページをご覧ください。次に、5.【単独】駐車場施設整備事業費につきましてご説明いたします。駐車場利用者の安全性や利便性の向上などを図るために、年次計画に基づきまして駐車場施設の改修工事などを行っておりますが、令和元年度におきましては桜町、平和公園、茂里町地下の各駐車場で実施し、決算額としましては5,787万5,070円でございます。中ほどの2.主な事業内容でございますが、まず、(1)桜町駐車場につきましては、ア.監視カメラ改修工事としまして、場内の確認をするための監視カメラが劣化しておりましたので、劣化し画像に不具合が生じ視認しにくくなっておりましたので、監視カメラの設備更新を行いました。  6ページをお開きください。上段のイ.車路滑り止め舗装改修工事としまして、車路の舗装に劣化が見られたことから車路の滑り止め舗装を行いました。中ほどの(2)平和公園駐車場につきましてはア.トイレ改修工事としまして、多くの観光客が利用するにもかかわらず大便器の多くが和式便器となっておりましたので、トイレの洋式化などの内部改修を行いました。  7ページをご覧ください。上段のイ.空調設備設置工事としまして、会議室に空調設備がなかったため空冷ヒートポンプエアコンの設置を行いました。中ほどの(3)茂里町地下駐車場につきましてはア.再整備に係る基本・実施設計委託としまして茂里町地下駐車場の地下内部空間の利活用に係る基本設計と、駐車場本体の解体に係る実施設計を行いました。その下のイ.茂里町仮設駐車場整備工事としまして旧クリーンセンター多目的広場内に仮設駐車場121台の整備を行いました。  8ページをお開きください。上段の3.事業費と財源内訳につきましては表に記載のとおりでございます。なお、その下には参考としまして予算現額と決算額の比較を表に取りまとめておりますが、表の右端に記載のとおり7,162万4,930円の不用額が生じており、主なものとしましては市民会館地下駐車場が4,740万円、茂里町地下駐車場が2,252万6,500円となっております。その理由でございますが、まず市民会館地下駐車場につきましては精算機器一式を更新するための費用を当初予算へ計上しておりましたが、令和2年4月から指定管理者を更新することに伴い、精算機一式についても新しい指定管理者において更新させることとなり、市において更新する必要がなくなったことから不用額となったものでございます。次に、茂里町地下駐車場につきましても精算機器一式を設置するための費用を当初予算に計上しておりましたが、令和3年4月から指定管理者制度を導入するに当たりまして、精算機一式についても新しい指定管理者において設置させることとなり、市において設置する必要がなくなったことから不用額となったものでございます。  9ページをご覧ください。次に、6.駐車場建設事業債等元利償還調書としまして、各駐車場を建設した際の起債等の元利償還とその内訳及びその年度の残額等について、平成28年度から令和2年度までの状況を表に整理しております。表の右から4列目の令和元年度におきましては一番下から5行目に記載のとおり7つの駐車場合計で1,337万4,009円を償還し、令和元年度末の残高としましては償還元金分がその2つ下に記載のとおり2億5,801万8,523円で、償還利子分がその2つ下に記載のとおり119万4,707円となります。なお、表の右から2番目と右端には各駐車場の元利償還のピーク年度と償還終了年度を記載しております。  10ページをお開きください。次に、7.起債償還と単年度収支の状況としまして、駐車場建設事業債等の元利償還の状況と、駐車場全体の単年度の収支状況をグラフに表示しております。緑色の単年度収支を示した折れ線グラフで見てみますと、平成27年度に単年度黒字に転換し、以後単年度黒字を続けております。なお、令和2年度、令和3年度につきましては新型コロナウイルス感染症の影響を加味し予測しておりますが、令和2年度におきましては現時点での見込みでは500万円程度の黒字になるのではないかと見込んでおりまして、その後も黒字で推移するものと考えております。  11ページをご覧ください。8.駐車場施設概要としまして、現在、本市が管理しております8つの駐車場につきまして、それぞれの施設の概要等を表に整理しておりますので、後ほどご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願いいたします。 213 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第157号議案「令和元年度長崎市駐車場事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 214 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時41分=           =再開 午後3時59分= 215 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」の審査を再開します。  次に、第9款消防費第1項消防費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 216 ◯出口地域整備2課長 第9款消防費第1項消防費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書の290ページをお開きください。総合事務所所管分につきましては第5目水防費でございます。全て中央総合事務所所管となっております。予算額は15万円で、291ページ記載の1.水防本部設置運営費としてタクシー借上料など4万5,040円を支出しております。  説明は以上でございます。 217 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  それでは質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時0分=           =再開 午後4時2分= 218 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 219 ◯菊川地域整備1課長 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は322ページから325ページでございます。次に、企画財政部提出の資料、令和元度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の47ページをお開きください。第2項公共土木施設災害復旧費は総合事務所所管として行番号33に記載しております予算現額1億5,969万1,000円、支出済額8,980万1,024円、翌年度繰越額803万2,000円、不用額6,185万7,976円、執行率は59.2%となっております。各総合事務所の決算額は49ページに記載しておりますのでご参照ください。  主な支出の内容につきましては、主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。青い表紙の主要な施策の成果説明書563ページをお開きください。まず、第1目道路橋りょう河川等災害復旧費のうち、1.【補助】道路災害復旧費につきましては表に記載している災害復旧工事を行ったものでございます。次に、2.【単独】道路災害復旧費につきましては市道小江町5号線ほか78件の災害復旧の修繕を行ったものでございます。3.【単独】河川災害復旧費においては南泊水路ほか15件の災害復旧の修繕と、下段の表に記載のとおり宮摺川災害復旧工事を行ったものでございます。  次に、564ページをお開きください。第2目都市計画施設災害復旧費の1.【単独】公園災害復旧費につきましては、唐八景公園ほか3件の災害復旧の修繕と、表に記載のとおり鼠島公園災害復旧工事を行ったものでございます。  次に、不用額につきましてご説明いたします。青い表紙の主要な施策の成果説明書566ページ及び567ページをご覧ください。第2項公共土木施設災害復旧費第1目道路橋りょう河川等災害復旧費において災害が見込みを下回ったこと、また、災害が発生しなかったことなどにより不用額が生じたものでございます。  567ページをご覧ください。第2目都市計画施設災害復旧費において災害が発生しなかったことにより不用額が生じたものでございます。  説明は以上でございます。 220 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時5分=           =再開 午後4時10分= 221 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  これより、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会へ付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 222 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上で本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、建設水道委員会を散会いたします。           =散会 午後4時10分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 筒井 正興 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...